「じゅんさい」
【生産地】三種町
【特徴】自然池沼や古い灌漑用ため池、転作田において、推進50~80cm程度の水域に生育している。4月~5月にかけて水底の地下茎から新芽が伸び、夏には蓮の葉のように水面いっぱいに浮葉を広げる。
【食味】地下茎から伸びたヌメリと呼ばれる透明な粘質物のある幼葉や葉柄の部分を食用としている。スイレン科ジュンサイ属の多年草で独特の食感が珍重される。じゅんさい鳥鍋、じゅんさい三杯酢、じゅんさいそば。
【来歴】森岳地区の天然沼から、転作田で栽培されるようになり日本一の産地となった。都道府県によっては絶滅危惧種となっている。
【時期】6月~7月
*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%83%bc%e7%a7%8b%e7%94%b0/#i-27 より
じゅんさいとは?
じゅんさいは水面に葉を浮かべる水草の一種です。 淡水の沼に生息します。じゅんさい沼の深さは約80cm~1mほどです。沼底に根を張り、そこからたくさんの茎を伸ばし緑色の楕円形をした葉を水面に浮かべます。春から夏にかけてじゅんさい沼は一面を鮮やかな緑色の葉で覆われます。 茎からでてくる新芽はゼリー状のヌメリで覆われており、食用として摘み取られます。 じゅんさいの収穫時期は4月下旬から9月上旬で最盛期は6月頃です。
じゅんさいの栽培・収穫の様子は安藤食品のFacebookページでご覧頂けます。
私たち安藤食品のある秋田県三種町はじゅんさいの生産量が日本一です。 三種町で収穫されるじゅんさいは全て、小舟に乗り、一粒一粒手作業で摘み取られます。
水面に浮かぶじゅんさいの葉をかきわけて、水中のじゅんさいを探し、摘み取ります。 ていねいに、ていねいに摘み取られたじゅんさいはこの町の誇りです。
秋田県三種町のじゅんさい
三種町森岳地区には角助沼、惣三郎沼という沼があり、かつてはじゅんさいが自生していました。 昔の町の広報を見てみると「じゅんさい収穫の解禁日には登録されている71人のジュンサイ摘み者が、 箱船を持って午前7時のサイレンと同時に一斉に摘み始める。 摘み取られたジュンサイは町内の加工業者に買い取られる他に一般の人にも現地で販売されるため、毎日5,60人は列を作っている」とあり、 この町のじゅんさいへの熱気が伝わってきます。 現在では角助沼・惣三郎沼共に自生していたじゅんさいも姿を消してしまいましたが、町民のジュンサイへの熱い思いは今も変わらず、 新たに個々でジュンサイ沼を開墾し、じゅんさい栽培の技術の向上に励んでいます。 「じゅんさい」はこの地域の文化であり、誇りです。
選び抜かれた特選品
一粒一粒手作業で収穫されたじゅんさいを更に一つ一つ手作業でカットし、選別したものが特選品です。茎の部分を排除し、たっぷりのヌメりに覆われた1cmから1.5cmの若芽のみを選び抜きました。 手間暇掛けて生み出される極上の食感をお楽しみください。
*http://andofoods.com/?mode=f1 より
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