「絵文字 emoji」
Emoji
スマートフォンが日本に進出するに当たり、Apple社のiOSとGoogle社のGmailで絵文字がサポートされた。それは、今まで日本の国内の携帯電話会社と同じように、フォントを切り替えずプレーンテキストの一部として表示するもので、Unicodeの私的領域を使用することとなった。そしてこの2つの会社の働きかけにより、2010年、Unicode 6.0よりemojiがサポートされた。 導入に当たっては、主に以下の議論があった。
私的領域を日本国内で互換性をもった「規格」のように用いるのは、unicodeの濫用につながるため、公的領域の些細な部分を割り当てるべき
公的領域に割り当てるには、些細な部分とはいえ日本でしか用いられないものが多く含まれているし、同じようなシンボルが世界中から登録の増加希望が殺到するのではないか
国旗については、日本でなじみのある10個に限られているが、公的領域に入れるとなると多くの国や地域が増加し、また国旗のデザインも変更されることがあることから政治的な難問に直面するのでないか
そもそもモノクロの記号や文字を世界で広く交換することが求められるのではないか、カラーを前提とした絵文字は範疇に入らないのではないか
これらに対し、重複する記号などはいままでの領域に取り込み、私的領域の濫用に比べれば、些細な文字しかない(these beasties)ことに加え、コードの名称にできるだけ一般的名称をつけることで寛容に扱われ、国旗問題については、アルファベットの2文字コードとし、国のコードとしてではなく地域コードとして認めることで多くの国が新たな例示字体を提案する事態を避けられるということとなった。
これ以降Unicodeの絵文字が世界中で多く使われるようになり、Emojiという単語とともに市民権を得た。
2014年には、世界絵文字デーの開催が始まる。Emojiが世界的に広がるにつれ、Unicodeの絵文字コードは多くの文化を表すように数を増やし続けている。
*Wikipedia より
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