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イッピンNHK 「東北のカワイイ 世界へ!~宮城 鳴子こけし~」

2023-06-20 07:49:51 | イッピンNHK

 第59回 2014年5月27日 「東北のカワイイ 世界へ!~宮城 鳴子こけし~」リサーチャー: 安めぐみ

 番組内容
 今回は、宮城の「鳴子こけし」。いま女性たちの間で熱い注目を集めるキャラクターがこけし。パリでも最新の「カワイイ」として人気だ。そんなこけしをリサーチするため、一大産地として知られる宮城県鳴子温泉に向かったのは、安めぐみ。ストライプ模様を身にまとい、「キュッキュ」と音を出す不思議なこけしと出会う。さらに斬新なデザインで、さまざまなグッズに変身したこけしも登場!人々を癒やす伝統玩具の魅力を発見していく

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201405271930001301000 より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 「鳴子こけし」

 鳴子を代表するお土産品といえば、鳴子こけし。
 どっしりと安定感のある姿かたちと素朴で可憐な表情で多くの人々を魅了しています。
 山村の暮らしの中から生まれた伝統の逸品を旅の思い出に、ぜひどうぞ。

 木地職人によって代々受け継がれてきた郷土を代表する伝統的工芸品。

 鳴子こけしは、今から約200年前の文化・文政の頃に、山奥で木地業を生業とする人々が我が子に与えたのが始まりと言われています。山村の子どもたちの玩具として愛されてきたこけしは、時代の流れとともに土産品として売られるようになり、大人の趣味・鑑賞用として発展しました。
 愛らしいみちのくの乙女の姿をした鳴子こけしは、簡略化された造形の美しさに加え、山村の自然に囲まれた素朴な工人の心を通じて表現した美しさをたたえており、独特の形・模様を通じて今日に受け継がれています。
 鳴子こけしをはじめ、作並こけし、遠刈田こけし、弥治郎こけし、肘折こけしという宮城県内5系統の伝統こけしは、「宮城伝統こけし」として昭和56年(1981年)に国の伝統的工芸品に指定されています。

 独自のはめ込み式技法で「キュッキュッ」と愛らしく鳴くこけし。

 鳴子こけしの最大の特色は、首を回すと「キュッキュッ」と音が鳴ること。胴体は肩が張り、中央部に向かって少し細くなり、裾に向かって再び広がった安定感のあるシルエットが特徴です。模様は、横から見た菊の姿を重ねて描く華やかな「重ね菊」が代表的なもので、ついで正面から見た大輪の菊を胴の下部に描く「菱菊」もよく見られます。いずれも他の系統と比べてかなり写実的です。瓜実型の頭部には前髪が描かれ、童のようなあどけない顔の表情が素朴な可憐さを添えています。
 材料となるのは主にミズキをはじめとする自然木です。十分に自然乾燥させた木を切断し、円柱形に整えた後、頭部と胴をロクロ挽きします。さらにロクロを回しながら、摩擦を利用して胴体に首を一気にはめ込みます。「キュッキュッ」と鳴る鳴子こけしの特徴は、首入れと呼ばれるこの独特の技法があってのものです。最後に絵付けをして完成となります。

 今、若い女性たちの間でブームに。素朴でやさしい笑みに心和ませて。

 最近、こけしの良さを再認識する人が増え、戦前、そして昭和50年前後以来の「第三次ブーム」が到来しているのをご存知ですか? その見た目の愛らしさから、特に若い女性たちの間でじわじわと人気が高まっているのです。
 こけしの里・鳴子では、伝統こけしはもちろん、白樺の木地をベースとしたマトリョーシカに地元の工人が絵付けした「鳴子縁起マトリョーシカこけし」など、ユニークなこけしも評判を呼んでいます。製造過程の見学や絵付け体験ができる工房も多くあり、広く深くこけしの魅力に触れることができます。こけしファンならずとも、鳴子を訪れた際にはぜひ鳴子こけしをお土産にいかがですか?

*http://www.naruko.gr.jp/onsenkyo/kougei/ より


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