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うまいッ! NHK「あまくとろける食感 深谷ネギ~埼玉県・深谷市~」

2024-05-26 06:23:08 | うまいッ!NHK

 うまいッ! 「あまくとろける食感 深谷ネギ~埼玉県・深谷市~」 2016年01月24日

 番組内容
 埼玉県深谷市の深谷ネギは、1年を通して出荷されるが、中でも11月から3月末までの「秋冬ネギ」は、もっともおいしいとされ、市場価格も一般ネギの3倍以上の値がついたことがあるほど評価が高い。その特徴は、白い部分が30センチ以上もあり、糖度が最高で15度ほどとあまみが強く、熱が通ると、とろける食感があること。鍋の季節、旬を迎えた深谷ネギのおいしさの秘密を探る。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201601240615001302100 より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 

 深谷ねぎの歴史 更新日:2024年04月18日
 はじめに
 深谷市はねぎの生産量が全国トップクラスであり、深谷ねぎは全国的なねぎのブランドとして定着している。深谷ねぎは品種名ではなく深谷地方で栽培されたねぎの総称であり、現在ではかなりの多様性を持つようになっている。根深ねぎ・千住群に属し、品種は多数存在する。深谷市外の利根川流域で栽培されたねぎも「深谷ねぎ」の名称で販売されている。

 明治時代
 深谷でのねぎ栽培は明治30年頃、利根川右岸の北郷と言われる肥沃な沖積地帯から始まった。藍作が衰退して養蚕が盛んになり、併せてねぎ、やまといも、ごぼうなどの野菜類が主力農産物になった。言い伝えでは旧八基村大塚の人が千葉県柏地方より千住赤柄系のねぎを導入して自家用につくったのが深谷ねぎの最初だといわれる。その後、明治末期には最大の生産量になった新会(新戒)のほか八基、中瀬、大寄など深谷ねぎの産地になっていった。当時の生産は新会でさえ米、大麦、養蚕を主とする全価額の7%に過ぎない。

 大正時代
 大正時代には「深谷葱」の名が生まれた。大正時代にねぎの相場が下がったことがあり、当時の八基村の指導者渋沢治太郎が、乾物屋永徳屋本店の安部彦平(後の初代深谷市長)に相談し、安部が取り引き先の信州、北陸、北海道、東北に深谷駅からねぎを出荷した際に、駅名をとって「深谷葱」の商標をつけたのが最初といわれる。それまで近辺にのみ出荷されていた深谷ねぎが東京デビューしたのは大正5年(1916)、大塚の人によって出荷されている。その3年後には血洗島の人が2トントラックにむきねぎを積んで直接東京へ出荷したのが、当時画期的な出来事として話題になったといわれる。大正の終わりには個人より団体で出荷するメリットが見出され、豊里に相次いで組合が誕生。東京を主な消費地として発展した深谷ねぎの流通は当初「土つき六貫目俵」で輸送され、途中の板橋志村坂では「立ちん棒」と呼ばれる人々が重い荷を押して運ばれたという。

 昭和時代
 昭和4年(1929)に起こった世界恐慌による海外市場喪失で養蚕業が大きな打撃を受けたこともあり、ねぎ栽培は拡大していく。中心は新戒(しんがい)33地域をはじめとする市北部であった。

 昭和に入ってからも、豊里は農業先進地区として周辺ねぎ生産界を牽引した。戦後の消費拡大とともに市北部豊里、明戸地区のねぎ作付面積は増加した。昭和43年(1968)の生産農業所得では、豊里村(当時の平均所得は埼玉県全体の2倍以上であった。その後、交通手段の発達とともに流通も変化した。おもな消費地である京浜地区だけでなく「山出し」と呼ばれる北海道、東北ルートも「野菜移出商人」によって拓かれた。かつては土がやわらかく寄せにくいため、ねぎに不向きとされた南部の藤沢地区櫛引でのねぎ導入は、昭和50年(1975)頃にインスタントラーメンの乾燥野菜用として始まったといわれる。この頃には技術的な向上もあり、また土にとってねぎは新しい作物だったため、南部でも高品質のねぎが生産されるようになり状況は変わっていく。

 生産安定への取組
 機械化
 ねぎ栽培を経営の柱に位置付け、ねぎ栽培面積の拡大を地域目標に掲げ取り組んでいく中で、安定生産が課題となる。こうした中、平成6年、農家の発想で冬ねぎの生理・生態にマッチした「挿し苗定植法」が導入され、肥培管理の試行錯誤を繰り返し、生産が安定、収益向上へつながった。しかし、この頃外国からのねぎ輸入が進み、価格の低迷から産地では危機意識が高まり、更なる安定生産、コスト低減、栽培技術が求められるようになる。また、厳しい真夏の炎天下の植え付け作業の軽減、作業時間の短縮も課題であった。そこで、手作業による植え付け作業から植付機の開発と栽培技術の体系化に向け、埼玉県、農機メーカー(井関農機株式会社、JAふかやの三者と地元農家の協力から「ネギ平床移植機」を利用した高位生産技術を組み立て、これにより周年生産専作経営への道が開かれた。

 品種作り
 昭和初期に共同出荷組織が定着したところから、品質の向上を図る上で、品種の統一が必要になった。そのため、農政研究会や八基農業研究会が組織され、品種改良に努め、その研究の結果「農研」が生まれ、その後合柄系の分けつ型で耐寒性のある「農研2号」が誕生する。口の中に入れると、とろけるような甘味があり、「深谷葱」の名を高めた。しかし、収量が少なく、型くずれを起こすなどの欠点があった。その後、中瀬の西田正一氏の長年にわたる研究成果である「西田」が「深谷葱」の主流をなし、息子の西田宏太郎氏によって「宏太郎葱」(農水省品種登録第947号、商標登録第4387180号)が生まれた。

 特徴
 深谷ねぎの特徴は、繊維のきめが細かく柔らかいこと、糖度が高く甘いこと、白根の部分が長く、皮を剥くと白く美しいこと、などが挙げられる。特に、糖度は10~15度前後の糖度があるといわれており、その糖度はミカンなどの果物に匹敵する。冬の深谷ねぎは特に甘く、地元では「ネギぬた」という料理で食べられることも多い。

*https://www.city.fukaya.saitama.jp/soshiki/sangyoshinko/nougyoshinkou/tanto/tokusan/fukayanegi/13896.html より

 

 「深谷ねぎ」更新日:2023年04月10日
 深谷ねぎのおいしさ
 深谷ねぎは一年中収穫されますが、収穫期によって「春ねぎ」「夏ねぎ」「秋冬ねぎ」に分かれます。薬味やなべ物、お味噌汁などに欠かせないねぎですが、深谷ねぎの旬はなんといっても12月頃から出荷が始まる「秋冬ねぎ」。寒さで甘みが増す冬の時期、深谷の大地が育んだ、甘くてやわらかい深谷ねぎのおいしさをぜひ堪能してください。

 深谷ねぎ選びのポイント
 重さがあり表面が滑らかでみずみずしく、巻きがしっかりしているもの
 白い部分が多く、緑と白の境がくっきりしているもの

 深谷ねぎの保存方法
 買ってきたら、乾燥しないように新聞紙でくるみ、冷暗所に立てて保存します。
 残ったねぎは葉と白い部分に分けてビニール袋に入れ、立てて冷蔵庫の野菜室へ。早めに使い切りましょう。
 泥つきのねぎは、洗わずに新聞紙でくるみ、冷暗所に立てて保存します。場所があれば庭などに埋めておけば、さらに日持ちします。

 ねぎの栄養
 ねぎ独特の匂いはアリシンと呼ばれる揮発性の成分です。

 体力回復
 血行をよくして身体を温める
 肩こりや疲労の蓄積を防ぐ
 神経を鎮め血行を活性化させる
 などの効果があります。 また、ねぎなどのアリシンを多く含む食材は、強力な殺菌作用があり、疲労回復に効果があるビタミンB1の吸収を助け、その効果をアップしてくれます。

 たんぱく質の消化を促す
 胃液の分泌を促す
 発汗作用を促す
 解毒酵素の働きを助け、病気への抵抗力を高める
 などの効果が知られています。 ビタミンB1はさまざまな食材に含まれていますが、玄米や豚肉、うなぎなどに比較的多く含まれています。こういった食材を食べて身体を温め、病気への抵抗力を高めることで、寒い時期はもとより日ごろからの健康管理に気をつけたいものです。

 昔から、風邪のひき始めや冬などに、ねぎやしょうがを入れた熱々のお味噌汁やなべ物を…というのはこれらの効果を狙ったものなのでしょうね。

 また、夏の暑い時期、麺類の『薬味』としてもねぎなどの香味野菜が用いられますが、食欲を増進させる効果もあります。

 ねぎは、積極的に摂りたい野菜の一つ。

 「深谷ねぎ」で、体の基礎づくり!しませんか。

 ねぎの豆知識
  ねぎは中国西部地域が原産とされています。日本では奈良時代以前から栽培され、「日本書紀」にも記載がある歴史のある野菜です。江戸時代中期には既に全国各地で気候風土にあったねぎが栽培されていたようです。

  ねぎは大別すると緑の葉の部分を食べる葉ねぎと、主に白い部分を食べる白ねぎの2種類があります。関西では葉ねぎが主流ですが、関東では主に白ねぎを栽培してきました。白ねぎは根元の土を何度も高く寄せる、土寄せという作業を行うことで光を遮断し、ねぎの軟白部分が長くなるように栽培していきます。関西は土壌が浅いため葉ねぎの栽培に、関東では土層が深くやわらいため、白ねぎの栽培に適していたようです。  

 お問い合わせ先 農業振興課

*https://www.city.fukaya.saitama.jp/soshiki/sangyoshinko/nougyoshinkou/tanto/tokusan/fukayanegi/1391490851596.html より


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