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<地理的表示(GI)保護制度> 登録番号 62.  山形セルリー

2021-02-25 07:45:25 | 食品

 登録番号 第62号 山形セルリー

 特定農林水産物等の区分 第2類 野菜類 セルリー
 
 特定農林水産物等の生産地 山形県山形市内
 
 登録生産者団体 山形市農業協同組合
 
 特定農林水産物等の特性 葉柄が太すぎず、成長しても繊維が柔らかく瑞々しくシャキシャキとした食感でえぐみ・苦みが少ない。長年にわたる個体選抜を行い特性を維持。

 地域との結び付き 山形市内に張り巡らされている山形五堰(水路)や蔵王山系の豊富な伏流水の汲み上げにより、セルリー栽培に必要な水を豊富に利用することが可能。生産者の努力の積み重ねによって、寒冷地である生産地の気象条件に合った採種や温度管理、施肥の手法を確立。良質なセルリーを継続して栽培し、東北随一のセルリー産地を形成。

*https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/i62.html より

 

 「山形セルリー」は、スラリとした形状で、葉柄が太すぎず、成長しても繊維が柔らかいセルリーです。
 食感はシャキシャキとして瑞々しく、また、えぐみや苦みが少ないため、甘味が感じられる柔らかい風味が特徴です。

 「山形セルリー」は、生産者団体が指名した熟練生産者により、姿形が優良な親株を選抜し、採種を行います。
 栽培は、春どりハウス栽培(収穫時期:概ね5月上旬~7月上旬)と秋どりハウス栽培(収穫時期:概ね10月上旬~12月上旬)の年二作を行います。
 出荷基準により、病害虫被害、その他の損傷が著しくないものを選定し出荷します。

 「山形セルリー」の栽培の歴史は、1968年に地域の若手生産者が、セルリーに着目し挑戦したことから始まります。彼らは、栽培技術を取得するために県外の専門家から技術を学び、1969年から山形市内で栽培を開始しました。
 生産地は、市内に張り巡らされた水路(山形五堰(1))や蔵王山系(2)の豊富な伏流水の汲み上げにより、セルリー栽培に必要な水を豊富に利用することが可能な立地でした。
 以後、生産者の努力の積み重ねによって、寒冷地である生産地の気象条件に合った採種や温度管理、施肥の手法の技術を確立してきた結果、東北随一のセルリー産地が形成されました。

 生産地では、1972年に宮城県仙台市場、1984年に東京市場へ出荷を開始し、市場・消費者からも高い評価を得るブランド産品となり、以後、45年以上セルリー栽培を継続しています。
 出荷量は2016年度で219tとなっており、若手の後継者も多く、生産量も年々増加しています。

 (1)山形五堰:山形県山形市内にある農業用水路。日本の「疎水百選」に認定されています。
 (2)蔵王山系:宮城県と山形県の県境に位置する連峰です。

*https://gi-act.maff.go.jp/register/entry/62.html より


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