「和良川」
和良川(わらがわ)は、木曽川水系の一級河川。岐阜県郡上市・下呂市を流れる。馬瀬川・飛騨川を経て木曽川に合流する3次支川。
地理
岐阜県郡上市北部の旧和良村と旧明宝村の境付近から流れる鹿倉川(かくらがわ)を主な水源とし、旧和良村中心部に差し掛かる郡上市和良町宮代付近から和良川と名を変える。和良町宮地付近で鬼谷川と合流すると東に流れを変え、和良町安郷野付近で土京川と合流して南に流れ、下呂市金山町祖師野付近で飛騨川に合流する。鹿倉川の水源から飛騨川合流点までの河川延長は約21キロメートル、うち和良川としての区間は約9キロメートル。
旧和良村中心部付近では1キロメートルほどの幅の谷底沖積平野を作り、集落と水田を発達させる。この付近では国道256号が和良川と並行し、東西を結ぶ主要な交通路となっている。
水質が良く、餌となる良質の藻が生育する為に鮎の漁場として知られる。1927年(昭和2年)に和良川と鬼谷川が、オオサンショウウオ生息地として国の特別天然記念物に指定された。また、1986年(昭和61年)には上流域の和良町野尻にある鍾乳洞の湧き水が蛇穴の水として岐阜県の名水50選に選ばれ、2008年(平成20年)には平成の名水百選に選定された。
*Wikipedia より
水質・水量
由来・歴史
県の名水50選に選ばれた湧水の水源である「蛇穴(じゃあな)」という洞窟には、乙姫伝説が残されている。
その「蛇穴」周辺には小さな祠があり、地区住民が清掃等をしているほか、同地区の白山神社祭礼時には祠が飾られ、蛇穴方向に向け神楽が奉納される。
水質保全活動
地域住民などによる河川内のゴミ拾いの他、NPO法人では、希少動植物の調査・保護、特にオオサンショウウオの調査とそれを通した自然体験及び環境教育事業を実施し、不定期にその生息調査を行っている。
周辺の自然環境-特別天然記念物のオオサンショウウオが生息する和良川。地域住民が河川清掃を実施し、環境整備に努めているほか、良質の珪藻が育つことから和良川の鮎は型、味、香ともに非常に好評を得ている。
利用状況-和良川の水は、約120haの水田を潤し、街の中を走る用水路は防火用水や野菜の洗い場としても利用されている。
蛇穴の湧水は、酒づくりに使用される他、わさびの栽培も行われている。
また、あまごの養殖が民間で行われたのは、和良川が最初であり、現在も盛んに行われている。また、良質の珪藻が育つことから、鮎の成長にも役立っている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=50 より
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