「レッドシャンパン」
フィンガーライムのじょうのう(果肉)及び果皮の色は、温度に影響を受けている気がする。このレッドシャンパンのように、果肉も赤色であるとされているオーストラリアの品種を、ここ福岡県で無加温栽培すると赤色を呈さず、ほぼ白色で終わってしまう。よって、確認をとらないと販売には至れないと考える。フィンガーライムを栽培されている方で、オーストラリアで発表されている同品種と果肉の色が違い異品種と考えられている方もあるようだが、それはその品種の特性で、気候条件が違うためではという気もする。ここで発表している品種も、あくまでここ福岡での結果であり、全国で同じ色を表現するかは、未知数である。
この品種のもう一つの特性が、一番花の結果率の高さ。7月上旬の調査で、一番花の結果状況は把握できるが、1樹当たりの1番果の数が多い、つまり無加温条件下でも秋の収穫に間に合う果実が一番多いように感じる。加温するなど条件を変えれば、年間収量データは変わるので、一概には言えないが、無加温では今までの品種中、最大収量か?
以前のカタログで気温が十分に上がらないと、その品種の特性を示さないことがあると書いた。その例として、「レッド・シャンパン」が当地では色がのらない。オーストラリアとの環境の差と結んだが、うっすらとピンクを呈した。まだ、観察の必要を感じる。
ここ久留米市で結実確認済み。オーストラリアではピンク系と紹介されるが、気温、気候条件により発色具合が異なる。暖地では露地栽培可能か。
*http://www.ykken.jp/15608173421555 より
レッドシャンパンは最も人気のある品種です。
穏やかな味わいで様々なお料理に非常に良く合い、使用用途が広い品種です。
涼しくなると果実の発色が良くなります。
樹勢は中程度でふさふさした樹形が特徴です。
果実収穫後も最も保存期間が長い品種で収量も多く商業生産向け品種です。
サイズ 60~90mm
皮の色 完全に熟したとき黒から栗色の赤
果肉の色 透明から熟すと赤
*https://fingerlime-japan.com/red-champagne/ より
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