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イッピンNHK 「世界に羽ばたく傑作バッグ~兵庫・豊岡のかばん~」

2023-05-10 08:13:37 | イッピンNHK

 第18回 2013年4月2日 「世界に羽ばたく傑作バッグ~兵庫・豊岡のかばん~」リサーチャー:眞鍋かをり

 番組内容
 今回のイッピンは、兵庫県豊岡のかばん。豊岡は日本有数のかばんの産地。特長は何といっても丈夫なこと。特に定番のビジネスバッグは、長く持っても型くずれしにくいと評判。その丈夫さは、どんな技から生み出されるのか? 眞鍋かをりが、秘密を探る。かばんの産地としての知名度を上げようと、オリジナル商品の開発に力を注ぎ、最近は海外でも大評判。伝統的な技術と最先端の発想力がつくり出す、豊岡のかばんの魅力に迫る。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201304021930001301000 より

 またこれも情報がないので勝手に調べてみます。

 豊岡のかばん 更新日:2020年1月6日

 概要
 江戸時代より発展していた杞柳産業が基盤
 「豊岡鞄」を地域ブランドとして申請し、平成18年11月10日付けで兵庫県の中では第一号の登録
 東京での展示会開催、大都市の百貨店等でのフェア、雑誌広告など各種PR活動を行ない、アパレル業界、雑貨業界など、他業界から注目を集める
 東京などに「豊岡鞄」の専門店ができ、「豊岡財布」「豊岡小物」などの商品開発も積極的である
 起源・沿革
 豊岡かばん
 豊岡地方では、江戸時代より発展していた杞柳産業を基盤に、大正末期から昭和にかけてファイバーかばんが製造され始めた。柳行李の販売網に乗って急速に伸び、昭和10年頃には当地の主産業になった。
 原材料不足で大戦中は停滞したものの、戦後の復興は早く、ミシン縫製の導入、オープンケースの考案、新素材としての合成皮革・ナイロン等の活用など、様々な改革を行った。また、産地は「メーカー」、「産地問屋」、「かばん材料商」、「下請」による構造となっている。
 昭和52年に始まった円高によって昭和53年度の生産高は最低を記録した。
 平成6年には「豊岡・世界のかばん博」開催を契機に、国際かばん都市の創造を目指して豊岡産地の情報発信に努めたが、平成7~8年頃からの円高の影響により輸入品との競争が激化し、国内向け出荷数量が減少した。それに対応するため、産地では集積活性化法に基づき、平成7年度(~11年度)から生産工程の合理化、IT化、新製品の開発などを推進した。

 展示会
 近年は、単にかばんの生産のみならず各種の容器など、あらゆる分野への取組や天然皮革素材の活用が進められ、平成15年には「豊岡グラフィティ」、「豊岡トラディショナル」を発表し、豊岡が築き上げてきた資産を活用し、豊岡が様々な技術とスタイルの蓄積された「厚みのある産地」であることをPRしている。最近では異業種との交流が積極化し、販路開拓・新製品開発などで成果をあげてきた。

 フェア
 平成16年には、台風第23号により産地内の多くの企業が被害を受けたが、同年より取り組んでいたJAPANブランド育成支援事業で、平成17年7月にIFFに出展して高い評価を得た。
 商標法改正により平成18年4月1日より導入された地域団体商標制度に「豊岡鞄」を地域ブランドとして申請し、平成18年11月10日付けで兵庫県の中では第一号の登録となった。その後、東京での展示会開催、大都市の百貨店等でのフェア、雑誌広告など各種PR活動を行っている。その結果、アパレル業界や雑貨業界など、他業界から注目を集めている。

 問い合わせ先 一般社団法人豊岡鞄協会

*https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr09/jibasan/24.html より

 基盤となった「杞柳産業」

 「杞柳」とは、「和名-行李柳-コリヤナギ」のこと。朝鮮半島原産の落葉低木。

 これを編み込んで作られたものが「柳行李-やなぎこうり」である。

 豊岡杞柳細工(とよおかきりゅうざいく)は国の伝統的工芸品である柳のかご細工です。
 原料となる杞柳(コリヤナギ)はやわらかさと適度な硬さを兼ね備えており、親しみのある味わいにあふれています。現在では新しいデザインを取り入れファッション的要素をもった柳バッグとして、皇室にもご愛用いただくなど注目を 集めています。

 豊岡杞柳細工の歴史は西暦27年までさかのぼるといわれています。 円山川の氾濫が多くあった豊岡では、米の収穫が不安定であったため、気候風土が 生育に適し河原に自生していたコリヤナギを用いてかご作りがされるようになりました。 江戸時代には京極藩の保護・奨励により豊岡の柳行李は全国的に名を馳せました。 その後時代の変遷に合った柳細工やかばん産業として受け継がれ、豊岡はかばんの 町として知られるようになりました。

 豊岡杞柳細工の原料となる「コリヤナギ」は円山川の肥沃な土地によって育まれました。 刈り取り、仮挿、はく皮、乾燥など多くの手間をかけて、象牙色のつややかであたたかな 素材が生まれます。

*https://genbudo-museum.jp/kiryu/ より

 概要
 コリヤナギの自然木を使い、強靭でしなやかな風合い、柔らかさと粘りを活かしながら、手で一つ一つ編み上げる技法には、底編み7種類、縄編み6種類、縁編み18種類、蓋編み10種類があり、行李やおしゃれな手提かごが組み合わせにより様々な作品に仕上がる

 起源・沿革
 豊岡杞柳細工
 杞柳細工の起源は豊岡市の中央を流れる円山川のほとりに自生していたコリヤナギを利用して奈良時代に始められた。柳行李は御物として伝えられており、現在も当時の但馬国産柳箱が奈良正倉院に保存されている。豊臣時代城下町を形成と共に産業としての歩みが始まり、江戸時代初期京極藩主が保護奨励し専売制度を確立し、全国に豊岡の柳行李として知られるようになった。
 明治14年、バンドと取っ手を取り付けた手に持てる「こうりかばん」が作られ、手に提げる物の製造が始まり、明治42年創案した大正バスケットの全盛時代を築き、数々の日用品が製造されて海外に輸出し大きく発展した。物を運ぶのに適した柳行李は戦争の度に軍用行李として大量生産され、戦後は買物籠、盛り籠、花籠、等様々な製品が生産された。

 昭和48年、中国との国交回復以後は国際化の進展に伴い、次第に海外からの安価な製品の流入が増加し、豊岡杞柳製品の生産は減少の一途を辿った。
 平成4年に国の伝統的工芸品の指定を受けて後継者の育成に努めた結果、現在では若い伝統工芸士がつくる草木染を施したおしゃれな手提げ籠が注目を集めるようになり、平成15年度のグッドデザインひょうご大賞を受賞するなど、取組の成果が実を結びつつある。平成13年には特許庁の地域団体商標に登録された。
 なお、杞柳の語源は「孟子」の「人性ヲ似テ仁義ヲ為スハ、猶ホ杞柳ヲ以テ、杯倦ヲ為ルガゴトシ」(本来、自然なままの人生に、仁義の気質を持たせるのは、ちょうど杞柳=コリヤナギで曲げ細工をつくるようなものである)により、コリヤナギの学名を持つ柳の漢字名である。

*https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr09/jibasan/23.html より

 


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1 コメント

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Unknown (platsake)
2023-05-10 18:46:55
こんばんは(@^▽^@)🎵。 私は隣県在住なので、昔から「豊岡かばん」が有名なのは知っていましたが、2年越しで欲しい商品を探して購入しました。 素材に縫製も良いですが、気の利いた作りになっているので、大変便利なかばんでした(≧∇≦)b💕。
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