いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<おせち> 新潟 かき和えなます

2024-01-16 08:21:49 | おせち

 「かき和えなます」

 主な伝承地域 新潟県内全域(中越・下越)

 主な使用食材 かきのもと(食用菊)、しらたき、れんこん、きゅうり、干ししいたけ、くるみ

 歴史・由来・関連行事
 「かきあえなます」は、赤紫色の食用菊を使った郷土料理。菊の花を食べる習慣は新潟県のほか東北地方独特の文化で、食用がはじまったのは江戸時代頃からといわれている。かきのもとは延命楽という菊で、新潟県では古くから農家の庭先や畑の片隅などで栽培されてきた。独特の芳香としゃきしゃきとした歯ごたえがあり、甘みがあるのが特徴である。また、「かきのもと」は、新潟県下越地方の呼名で、中越地方は「おもいのほか」と呼ばれている。
 もともと精進料理である「かきあえなます」は、法事やおせちには欠かせない料理で、来客があった際にも振る舞われていた。さっとゆでたかきのもとに、くるみやれんこんなどの野菜を彩りよく混ぜて酢で和える。かきあえなますの「かき」は、かきのもとのことをいい、「あえ」は合える(混ぜる)こと、「なます」は調味した酢に和えることを意味する。「かきのもと」は、酢の物のほか、おひたしやごま和え、ごはんのかやくとしても食べられることも多い。かきのもとのあざやかな紫色が食卓に彩りを添え、新潟の秋の風物詩としても楽しまれている。

 食習の機会や時季
 以前は、お正月や来客があった際に振舞われていた。使う材料は、地域や家庭によって少しずつ違う。

 飲食方法
 さっとゆでたかきのもとと、れんこんやにんじん、しいたけなどの秋野菜とくるみをごま酢で和える。かきのもとは、沸騰したお湯に塩、酢を加えあざやかな色になるようにさっとゆでる。かきのもと、くるみ、ごま酢をベースにいろんな食材を合わせてつくる。キャベツや油揚げ、こんにゃくなども入れたりもする。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 秋の素材とくるみとごま酢でつくるかかきあえなますは、かきのもとが出まわる10月から12月になると、今も各家庭でつくられる。上品な味わいなので、最近は料亭でも提供しているところがある。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kakiae_namasu_niigata.html より


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« <伝統野菜> 愛媛 久万高原... | トップ | < 郷土料理 > 岩手 豆腐田楽 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

おせち」カテゴリの最新記事