「十市-とおち(なす)」
果実丸形、加温促成、小なす、果実の艶をよくするため開張性の仕立てとし、摘葉を十分に行う。栽培面積10.6ha(野菜の地方品種より)
【見た目】
収穫される若い果実は卵形で愛らしく、光沢が強く濃い黒紫色の果皮とヘタ下の白い果皮のコントラストが大きな魅力である
【食味】
25~30gの一口サイズで収穫され、天ぷらや煮物に適する。最近では漬物加工用としての需要も伸びている
【由来】
昭和10年に南国市十市の山本浅吉氏によって加温促成栽培用品種として育成された。品種の維持は主に自家採種によって行われ、各生産者あるいは生産者グループの中で優良個体が親株として選抜されて種子が採種されている
【調理法・加工品等】
主に煮物や揚げ物で食されている
【生産の見通し】
現状維持
*http://g-foods.info/zukan/product/product_828.html より
「十市(とおち):高知県の小なす」
◆十市なすとは
京阪神の市場で「小なす」と言えば高知県産のものが主流となっていますが、この高知県で作られている卵型の小なすは十市(とおち)なすという品種が主に使われています。この十市(とおち)なすは形や色艶がよく、京都の料亭などでもよく使われています。
◆十市なすの来歴
十市なすは南国市十市地区で作られてきたナスで、1935年頃に高知市初月地区の在来種「初月なす」と果皮の色が濃い「真黒(しんぐろ)なす」とが自然交雑して生まれたと考えられています。
◆十市なすの特徴
十市なすは小なすに適した品種とされ、20~30gで収穫されます。果実は短卵形で揃いがよく、果皮は黒紫色で光沢があります。
果肉はぎゅっと締まっていて硬く、皮もしっかりとしているので輸送性に優れているのも現在でも広く栽培されている理由の一つです。
果肉がしっかりとしているので、煮るなどの加熱調理でも煮崩れしにくく、皮の色が濃く、漬物にした時の色も綺麗に仕上がります。
◆小なすの収穫時期と旬
十市なすは露地物が初夏から秋口に収穫されますが、冬から春にかけてもハウスによる促成栽培物が収穫され、周年市場に出荷されています。
収穫の盛期であり、季節的にも美味しい旬の時期は6~7月です。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/nasu-tochi.htm より
「十市なす(とおちなす)」
【生産地】南国市十市、四万十市、津野町、梼原町
【特徴】一口サイズで収穫される小茄子(こなす)の仲間。果実の大きさは25~30gで小さく締まって硬く、卵型。果皮は、光沢が強い濃い黒紫色だがヘタ下は白い。
【食味】果肉がしっかりしており歯ごたえがある。
【料理】主に煮物、天ぷらで食されている。浅漬け、塩もみにも適している。最近では漬物加工用としての需要も伸びている。
【来歴】1935年頃に高知市初月地区の在来種「初月なす」と果皮の色が濃い「真黒(しんぐろ)なす」とが自然交雑して生まれたと考えられている。1935(昭和10)年に南国市十市の山本浅吉氏によって加温促成栽培用品種として育成された。品種の維持は主に自家採種によって行われ、各生産者あるいは生産者グループの中で優良個体が親株として選抜されて種子が採種されている。ハウス栽培と雨よけ及び露地栽培で一年中出荷されている。
【時期】通年
*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%ef%bc%8d39-%e9%ab%98%e7%9f%a5%e7%9c%8c/#i-17 より
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