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<日本酒メーカー> 群馬 永井本家

2024-10-01 07:42:10 | 日本酒

 「永井本家」

 手間をいとわない袋しぼりへのこだわり
 蔵の歴史
 明治34年創業。初代が長野県から群馬県沼田市へ移り酒造りを始めました。生産量は少ないですが、一貫して家族で製造・販売を行っています。昔ながらの造り方を守り、手造りのあたたかみを感じていただけるよう毎年酒造りに精進しています。現在は5代目蔵元永井悠介専務が杜氏を務め、袋しぼり(※1)に力を入れ、手間をいとわず丁寧にしぼりあげています。

 (※1)「袋しぼり」とは、醪(もろみ)を詰めた袋をぶら下げ、圧をかけず重力だけで袋から染み出し垂れてくるお酒を集めることで雑味を抑える手法。手間のかかる作業のため、高級酒に用いられることが多い。

 昔ながらの造り方を守り、手造りのあたたかみを感じていただけるな酒造りに精進

 温度帯で変化を楽しむ「利根錦」
 永井本家のメインとなる銘柄は「利根錦(とねにしき)」です。タンクの本数は少ないですが、純米酒や本醸造で味を造り分けています。「純米酒」は酸味・キレがあり料理に寄り添う味わい、「本醸造」は辛口に仕上げて熱燗でものど越しの良い酒、「純米吟醸」は甘味・香りがあり飲みやすい口あたりをイメージしながら造っており、いろいろな表情を楽しめます。
 また、生のお酒でもぬる燗で飲んでいただくなど、日本酒の温度帯による味わいの変化を感じることができるため、色々な温度帯での飲み方をあまり試したことのない方におすすめです。

 袋しぼりに力を入れ、手間をいとわず丁寧にしぼりあげている

 永井本家らしい酒造り
 5代目が酒造りを学ぶため修行をしていた蔵は、大規模でありながら手間暇を惜しまない酒造りをしていました。そんな酒造りに感銘をうけた経験と、小さい蔵だからこそできる袋しぼりにこだわった酒造りが重なり、今の強みになっています。
 永井本家の酒は地元の方に多く愛飲され、今でも普通酒が一番多く販売されています。時代の流れとともに純米酒や本醸造、純米吟醸と種類も増えていますが、普通酒を日常の酒として飲む文化は残って欲しいという想いもあり、5代目が手掛けた銘柄である「悠(ゆう)」の普通酒は袋しぼりで造る挑戦をしています。

 蔵元より(5代目蔵元:永井 悠介)
 永井本家へ戻り3年、やっと永井本家らしい酒造りが分かってきたように感じています。気候や風土、道具のクセもここでしかできない酒造りがあると実感しています。
 袋しぼりの「悠」シリーズ、直汲みとこれまでのスタンダードを中心に据え、伝統を守りながらも多くの方に親しんでいただける酒造りをしていきます。

 株式会社永井本家 沼田市下発知町703

*https://www.pref.gunma.jp/site/sake/500070.html より

 代表銘柄

利根錦[大吟醸]

酒米の王者と言われる山田錦と利根川の名水で仕上げた逸品。
山田錦が持つ米の旨味をしっかりと引き出したふくらみのある味わいをどうぞ。

表示 精米度合/40%
日本酒度/+4
酸度/1.3
アルコール度数/17度以上18度未満


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