「武漢コロナ」について、ブログでは取り上げまいと決めましたが、千葉日報の記事を読んでいますと、そう言っておれなくなります。
3月10日6面の記事です。記事の左上に、参議院予算委員会で答弁する総理の写真、右下には質問する蓮舫氏の写真が掲載されています。真面目に転記する気持ちになれませんので、割愛しつつ、引用します。
・立憲民主党幹部
「一斉休校や、中・韓国からの入国制限など、」「官邸が独善的な意思決定を連発した理由を、追求」
・安倍晋三首相
「収束できるかの瀬戸際だと、繰り返し、」「守勢に回った。」
・蓮舫参院幹事長
「中・韓の入国制限が始まった。」「科学的根拠はあるのか。」「と、首相を問い詰めた。」「1~2週間が瀬戸際との見解に関し、」「今日で2週間だ、これまでの判断はどう決まったのか。」「と、不透明な政策決定を、問題視。」
この記事は、千葉日報に掲載されていますが、いつもの通り共同通信社の、配信記事です。内容の構成は、不透明な政策を、独善的に決定した総理を追及する、正義の野党という変わらない図式です。記事の見出しがそのまま、共同通信社の意図を示しています。
「野党 官邸の意思決定追及」「 " 瀬戸際 " 連呼で守勢 首相」
「野党が勢いづくのは、唐突な首相の政策決定が、」「社会の混乱を招いたとの、判断がある。」と、共同通信社の説明まで入っています。
習近平氏の国賓招聘を決定したためか、経団連の圧力だったのか、今も分かりませんが、初動対応の遅れで、最も大きかった総理のミスは、中国からの全面入国禁止をしなかったことです。共同通信社は、立憲民主党が、最初からそれを訴えていたのに、総理が取り上げなかったと書いていますが、本当でしょうか。私が千葉日報を贔屓にしているように、これも贔屓の引き倒しの記事ではないのでしょうか。
彼らが本気でそう訴えていたのなら、大見出しの記事で、連日書くのが本当でしょう。活字にもせず、主張も公にせず、打ち捨てていながら、問題が出始めたのを見計らい、政府のミスを突くのでは、誰が納得するでしょう。
私などは、最初から総理のミスというより、意識的な判断伸ばしを厳しく見ていますし、今でも腹に据えかねる言動があります。しかし、野党の身勝手な、無責任な追及を目にしますと、怒りの矛先は、総理から彼らの方へ向かいます。「武漢コロナ」のウィルスは、未知の細菌ですから、いまだに誰も対処方法が手探りのままです。それでも、国民のためにと、制約された条件の中から、最善と思われるものを総理が決めている緊急事態なのに、あいも変わらず、他人事のように、責めるだけというのでは、国民が納得しません。
「科学的根拠は何か」などと、自分でも分からないくせに、蓮舫氏はよくも質問できたものです。トランプ大統領が、イギリス以外のヨーロッパ諸国からの入国を禁止しました。イタリアの首相は、地域間移動禁止令を出し、日用品の買い物以外の外出禁止令を、罰則付きで決めました。ドイツのメルケル首相は、「国民の6割が、武漢コロナにかかるだろう」と、警告を発しました。
国の指導者たちが、万一のことを考え、国民に発する対策や談話に対し、「科学的根拠は何か」と、そんな質問をする馬鹿な政治家がいるのは、世界広しといえども日本くらいのものでしょう。
様子見の期間が2週間になろうと、一ヶ月に伸びようと、今は「武漢コロナ」との戦争だから、じっと辛抱している国民にすれば、野党の姿勢は、「武漢コロナ」蔓延に手を貸しているだけにしか見えません。結局は、安倍政権の延長に手を貸すだけの、国会芝居です。だから、私は、何度でも言います。
「野党は何か、国民のため役に立っているのか。」