《 2. 新聞のスクラップ帖 ( 6月16日以来の、千葉日報の記事 ) 》
「前防衛大臣 岩屋毅インタビュー」の説明が、もう少しで終わり、残りが3件となります。
9. 7月26日 前官房副長官補・兼原信克インタビュー ( 下 )
10. 7月29日 自民党ミサイル防衛検討チーム座長 小野寺五典元防衛相
11. 8月 1日 自民党国防部会
前回は、岩屋氏の意見が、自衛官への冒涜と思え、脱線してしまいました。感情的になれば、反日・左翼の思う壺なのに、つい気持ちが昂ってしまいました。今度は、休憩を挟んでいますから、落ち着いて、どんな馬鹿な意見にも対応いたします。
《 質問 6 》
「 日本は、どのような安保政策をとるべきか ? 」
《 回答 6 》
「専守防衛を、崩してはいけない。」「軍事面ばかりに焦点を当てた、近視眼的な議論は不適切だ。」「大局的な視野に立ち、わが国の平和と安全を守り、」「地域の安全を図ることが、必要だ。」
どのように怒りを抑えようとしても、湧き上がる忿怒があります。核弾頭を搭載したミサイルが、百の単位で日本を狙っていると言うのに、これが元防衛大臣の意見でしょうか。一体どちらが近視眼的なのか。国民投票で確かめたくなります。
「大局的な視野に立ち、わが国の平和と安全を守り、」「地域の安全を図ることが、必要だ。」・・・この言葉は、朝日新聞と共同通信社とNHKを筆頭に、散々聞かされてきた「お経」です。綺麗な表現ですが、中身は何もなく、「座して死を待つ無策」の言葉です。戦後74年間、私たちは反日・左翼のマスコミに、騙されてきました。
この言葉の根底にあるのは、「日本だけが悪かった。」、「日本だけが間違った戦争をした。」と言う、東京裁判史観です。自衛官たちは、反日・元防衛大臣の記事を読み、拳を握り締めていることでしょう。この愚かで、空疎な「念仏」を受け、共同通信社の意見が続きます。文字通り、岩屋氏と共同通信社の「共同捏造記事」の総まとめです。
「日本に向かう弾道ミサイルの、発射拠点を叩く敵基地攻撃能力が、」「安倍政権の、安全保障政策の焦点となってきた。」「『イージス・アショア』の断念が、契機だ。」
「『盾』から『矛』への、防空戦略の転換に対し、」「安倍政権内にも賛否がある。」「論点を、探った。」
最後はいつも通りの、安倍政権批判です。私は、是々非々の立場での総理支持者ですから、反日・左翼たちの一方的な、偏った批判に対しては、同意しません。このような場合は、強い支持者に変わります。
息子たちに言います。
「日本だけが悪かった。」「日本だけが間違った戦争をした。」と言う、東京裁判史観は、戦後の日本を支配してきた「捏造思想」でしたが、見直しの時が来ています。話が飛びますが、8月7日の千葉日報の記事を紹介します。
「原爆投下、必要なかった。」「歴史家ら、米紙寄稿」・・こんな見出しのついた、四段組みの記事です。長くなりますが、できるだけ省略せず、転記します。
「米紙ロサンゼルス・タイムズは5日、広島、長崎への原爆投下をめぐり、」「『米国は、核時代の幕を開ける必要はなかった』と題し、」「米国人の歴史家らが寄稿した記事を、掲載した。」
「トルーマン大統領が、原爆を使わなくとも、」「日本が近く降伏すると認識していたことは、証明済みだとし、」「日本への核兵器使用をめぐる、真摯な国民的対話の必要性を訴えた。」
日本人の学者や政治家の中には、こうした意見を言う人物もいましたが、マスコミは一切認めませんでした。だが、米国人の学者たちの寄稿となりますと、早速取り上げます。情けない共同通信社ですが、記事にしたことだけは評価します。
歴史家のガー・アルペロビッツ氏と、ジョージ・メイソン大学教授のマーティン・シャーウィン氏の共同寄稿だと言います。記事を続けます。
「米国では、原爆投下が戦争終結を早め、多くの米兵の命を救ったとの主張が、」「主流だが、日本との戦争を経験していない若者の増加などから、」「変化の兆しもある。」
「両氏は、ソ連が参戦すれば、日本は降伏を免れないとの見方を、」「連合国の情報機関が、数ヶ月前から報告していたと、言及。」「ソ連参戦が近いと言う、トルーマン氏によるポツダム会談時の日記の記述も踏まえ、」「ソ連参戦が、日本の敗戦を決定づけることを、」「大統領も知っていたと、指摘した。」
「また当時の、軍最高幹部の多くが、原爆投下は軍事上不必要だったか、」「倫理的に許されないものだった、との見方を示したことにも触れ、」「ポツダムで、原爆使用の必要性を否定した、アイゼンハワー元帥は、」「正しかったと、強調。」
「米国が、核時代の幕を開けたことは、」「いまだに過去の出来事に留められていない、と訴えた。」
真珠湾の奇襲攻撃についても、ルーズベルト大統領が事前に知っていたと言う資料も、既に出ていますし、日本だけを悪とした「東京裁判史観」は、遠からず修正されていくはずです。「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」と書かれた、広島の原爆慰霊碑の言葉も、修正する必要があります。( この言葉は、広島大学教授の雑賀忠良義氏が、当時の広島市長の浜井信三氏の依頼を受け、提案、揮毫したものと言われています。)
「間違った戦争をした日本が、他国を攻撃できないようにしてしまえ。」と言うのが、「専守防衛」の起点です。自衛隊の手足を縛り動けなくする「専守防衛」を、いまだに持論としている岩屋氏ですが、8月7日の記事を読んでいるのでしょうか。防衛大臣の席を汚し、恥を知れと、言いたくなります。
これで、岩屋氏に関する記事を終わります。忍耐強く、読んで頂いた方には、感謝します。次回は、前官房副長官補・兼原信克氏へのインタビュー記事です。