ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

敵基地攻撃能力 - 8 ( 共同通信社・米国利益の代弁記事 - 2 )

2020-08-11 19:43:26 | 徒然の記

 《 2. 新聞のスクラップ帖 ( 6月16日以来の、千葉日報の記事 ) 》

  今回も、3.番目の、「 6月27日 日本の決定に驚く米国の記事 」の続きです。

    3. 6月27日 日本の決定に驚く米国の記事

    4. 7月  9日 河野防衛相による、敵基地攻撃に関する説明

    5. 7月10日 河野防衛相による、北朝鮮の攻撃手段多様化に関する説明

    6. 7月16日 敵基地攻撃で、公明党が自民を牽制

    7. 7月23日 自民党がヒヤリングした、有識者4人が肯定的回答

 残る専門家は、あと二人です。

 3. 危機感の面からの考察

  ・戦略問題研究所 トム・カラコ  ミサイル防衛専門家

   「イージス・アショアが、日米の防衛能力を、前進させるはずだったことを考えれば、」「つまずいてしまったと、言える。」

  「別の反撃能力の取得も含む、全ての選択肢の検討が、急務だ。」

  ・ケイトー研究所 エリック・ゴメス 国防政策部長

   「今回防衛省と、地元自治体の間で、懸案の完全な解消ができなかったことは、」「今後のための、格好のケーススタディーになる。」

   「日本に、ミサイル配備を受け入れる意欲があるかどうか、」「疑問が残る。」

 国民が正しく日本の危機を理解し、ミサイル防衛に向かうためには、共同通信社や朝日新聞をはじめとする、反日マスコミの日常的報道姿勢が関わっています。「平和憲法を守れ。」「戦争法を許すな。」「自衛隊はいらない。」と、国防に関する反対ばかりに精を出している共同通信社が、よくもこのような記事を書くものです。

 この会社の記者たちには、節操だけでなく、国防への信念もないのだと言うことが分かります。私なら、次のような論評は、恥ずかしくて書けません。

 「米国では、軍や専門家の多くが、北朝鮮に加え、」「中国のミサイル開発の進展に、危機感を強めている。」「日米の抑止力を高めるため、米軍は新たに開発する、」「中距離ミサイルの、日本配備も視野に入れるが、」「今回の決定が影響する、可能性も出てきた。」

 それでは困るから、日本政府は、もっとアメリカに協力すべきだと、記事はそんなトーンで締めくくられています。「アメリカの戦争に巻き込まれるな。」「アメリカの言いなりになるな。」と言う、日頃の意見はどこへ消えたのでしょう。

  6月27日の記事の紹介が終わりましたが、息子たちは、これが日本を代表する通信社の記事だと、しっかり心に刻んでください。無闇に否定する必要はありません。朝日新聞が今も存続しているように、国民が愚かである限り、こう言う無節操なマスコミは日本から消えません。こんなマスコミ対策として、父が助言できることは、

 「読まない」「買わない」「たとえ読んでも信じない」・・・です。

 国民一人一人が、右でも左でもない、常識人になり、その数が増えれば、こんな新聞は倒産します。NHKの受信料も、黙って払う国民が減るはずです。今は少しずつ日本が変わりつつありますが、それまでの間は自分自身が、「武漢コロナ」に似た反日マスコミの病原菌に汚染されないよう、気をつけるしかありません。

 参考情報として、共同通信社が訪ねた専門家たちの所属する組織について、ネットで調べましたので、紹介しておきます。何かの役に立つでしょうから。

 1. ランド研究所

  昭和21( 1946 ) 年に、アメリカ陸軍航空軍が第二次世界大戦後の、軍の戦略立案と研究を目的に設立した。その後軍から独立した組織となったが、「ランド研究所の研究の半分は、国家安全保障問題が関係している。」など、未だに軍事戦略の研究機関としての性格を色濃く残している。

 2. カーネギー国際平和財団

  スコットランド生まれの実業家、カーネギーの寄付によって設立された。「鋼鉄王」と称された彼は、立志伝中の人物で、ジョン・ロックフェラーに次ぐ、史上二番目の富豪とされている。教育。文化面への寄付も多く行い、当財団もその一つである。  

 3. 戦略問題研究所 ( CSIS ) 

  ワシントン D.C.に本部を置く、シンクタンクである。昭和37( 1962 ) 年に、ジョージタウン大学が設けた戦略国際研究所が、学外組織として発展したものである。  

 全世界のシンクタンクをランク付けした、ベンシルベニア大学のレポートによれば、CSISは防衛、国家安全保障分野で世界第1位、外交政策、国際関係分野で第5位、革新的政策提言 の総合では第4位(全米で3位)に、ランクされている。

 4. ケイトー研究所/財団

  ワシントン D.C.に本部を置く、シンクタンクである。リバタリアニズムの立場から、アメリカの公共政策、治安・外交政策等に言及していくことを使命とする。

  ・小さな政府、個人の自由をかかげる

  ・湾岸戦争、イラク戦争など対外介入路線への反対

  ・同盟政策における米軍の海外展開、同盟国への過度な関与反対

  ・在日米軍基地の撤廃、段階的安保解消、アメリカ関与の極小化を主張

  ・その代替えとして、核武装も含む日本の自主防衛推進を主張

 ケイトー研究所/財団だけは、ちょっと毛色の変わった研究所ですから、リバタリアニズムと共に、いつか調べたいと思います。

 次回は、第4番目の「 7月  9日 河野防衛相による、敵基地攻撃に関する説明 」です。

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