今回は、いよいよ最後になります。11.番目の、「8月 1日、自民党国防部会」の記事です。最後を飾る素晴らしい記事にならないところが、現実なのでしょうか。
まずは、記事の見出しを紹介します。
「基地攻撃力 提言了承」「自民 来週首相に提出」・・・三段組の小さな記事ですから、共同通信社も、大して重要視していない姿勢が伺われます。書き出しの部分を、そのまま転記します。
「自民党は31日、国防部会と安全保障調査会の合同部会を、」「党本部で開き、ミサイル防衛検討チームが策定した、」「敵基地攻撃能力の保有を含む、提言案を了承した。」
内容は、
1. 相手領域内で、弾道ミサイルなどを阻止する能力
2. 地上配備型迎撃システム「イーシース・アショア」の代替案・・・など、抑止力向上の取り組みを求める、というものだと説明しています。
これではもう、最終兵器に対応する提言でなく、通常ミサイル兵器への対応策に過ぎません。一発攻撃されたら日本がお終いになるという、危機感はどこにもなく、反日の岩屋氏の意見のコピーです。
「8月4日にも、安倍晋三首相に提言を手渡す。」と、当然のことのように伝え、共同通信社による説明が続きます。これもまた、岩屋氏と同社が作成した、「共同捏造記事」の延長です。
「提言案は、与党内の慎重意見に配慮し、」「『敵基地攻撃能力』『打撃力』の表現は、直接盛り込まず、」「憲法の範囲内で、専守防衛の考え方を守る姿勢を、強調した。」
岩屋氏と共同通信社が組めば、こんな捏造記事が全国発信されます。岩屋氏の後ろにいるのは、言わずと知れた媚中派の二階氏と、金儲けだけを考える経団連です。どちらも安倍政権を支える政治勢力と、スポンサーです。さらに同紙は、座長である小野寺氏の、耳を疑うような談話を紹介します。
「『敵基地攻撃』という言葉は、『先制攻撃』という印象を持たれる危険性がある。」「『ミサイル阻止力』という言葉が、合うのではないか。」
もしかすると小野寺氏も、岩屋氏と同様、自衛官からの信頼がなく、肝心の情報が伝わらない人物だったのでしょうか。伊藤元海将や兼原氏の現状認識の厳しさがなく、別の世界のお話をしています。それなのに共同通信社は、氏がいかに無能であり、祖国愛のない防衛大臣だったかを証明する談話を、読者に提供します。
「来週の党政調審議会で、説明する内容は、北朝鮮や中国による、ミサイル能力強化に触れるとともに、」
「1. 地上イージスの代替機能確保と、計画断念に関する国民への分かりやすい説明。2. ミサイル探知用の小型衛星群や、無人機の検討。 3. 日米の基本的な役割分担の維持と、緊密協議。」「 4. 情報収集、警戒監視能力強化、をあげた。」
「ミサイル阻止力の装備については、いわゆる攻撃的兵器を保有しないなど、」「必要最小限に限る方針を維持するよう、要求した。」
ここまで説明されると、たとえ馬鹿でも分かります。
「小野寺五典氏は、岩屋氏の仲間だった。」「彼は日本国民に、座して死ぬことを勧めている。」・・・氏は情報を遮断し、歪め、党内の議員たちに説明してきた張本人でした。
これだけで終わらず、共同通信社は、もう一人の張本人も紹介しています。短い記事ですが、重要な報道でした。
「菅義偉官房長官は、記者会見で、」「専守防衛という考え方のもと、自民党提言を受け止め、議論したい、」「と語った。」
ほとんど全てを転記いたしました。息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々に言います。この記事は8月1日の、ものです。現在私の机には、8月13日のスクラップ記事があります。「ポスト 安倍模索」という連載記事です。大きな活字で、見出しがついています。
「二階、菅連合で、主導権」「品定め、石破氏も接近」
自民党の現状を心配する読者なら、説明不要ですが、私が言いたいのは、この一連の「敵基地攻撃」記事が、安倍総理退陣の布石だったのではないか・・ということです。二階、菅、石破各氏が手をつなぎ、党内、閣内で反旗を翻し、その尖兵となっているのが、岩屋、小野寺両氏でした。
体調を崩し、病院へ行ったという安倍氏への批判を、私はしばらく控えます。心ある国民の方々も、どうか暫時攻撃の手を休めては如何でしょう。
「私は決して騙されない。オレオレ詐欺と共同通信社に、岩屋氏に。」
この警告文も、修正します。
「私は決して騙されない。オレオレ詐欺と共同通信社に、二階、菅、石破、岩屋、小野寺氏に。」
いやそうでなく、「事態はもう遅し」なのでしょうか。
「私はすでに騙されている。オレオレ詐欺と共同通信社に、二階、菅、石破、岩屋、小野寺氏に。」