
シンギュラリティと言えば、カーツワイル。
当ブログは早い段階から、レイ・カーツワイル は追っかけてきたつもり。
2006年11月05日 アップ
NHK 未来への提言 レイ・カーツワイル 加速する技術の未来を具体的に語る。超刺激的。
2007年08月11日 アップ
読後評:The Singularity is near (邦題:ポストヒューマン誕生)
そしてそれからあっという間に10年が経過していた(笑)
特に最近、現在2017年視点でシンギュラリティの現在・未来をアップ・トウ・デイトしてくれる点で有効な一冊が登場。
読後評:シンギュラリティ・ビジネス AI時代に勝ち残る企業と人の条件
この本はこの10年をサマライズする内容だったが、今作はもっとその最前線。
もっと具体的なのが遂に届いたのだ!
例えば、
第2章 人工心臓
第3章 腎臓、肺、肝臓
第4章 糖尿病、人工膵臓
第5章 治療と能力増強(エンハンスメント)の境界線
第6章 脳 アルツハイマー治療、マインド・アップローディング
と、最新のテクノロジーの試みを次々と紹介していく。
SFが近未来現実に?!な感覚がどんどん高まっていくが、その感覚は、 第7章 と 第8章 で極まる。
第7章 エイジレス社会 では、治療・アンチエイジング手法としての「ナノボット」が議論に。
「テクノ生理学的進化」という言葉にリアリティが生じてくる!
ダメ押しは、第8章。
この章では医療と 「ソーシャルロボットの時代」を扱う。
ここで過去 SF でチラ見してきた近未来が現実に迫ってきていることを実感!
・アンドロイドとの笑えちゃうぎこちない会話(新スタートレック データ少佐)
・ギャグ度設定できるロボット(インターステラー TARS)
・開腹手術をロボットが行う(プロメテウス)
と一気にガブリ寄っておいて最終章。
この各技術の「エンハンスメント」が人類の本質を変えるのか
どんな現実的問題が起きるのか
「ホモ・サピエンス」の概念の捉え直し =「人」と「マシン」の境界線は曖昧に?
結論:シンギュラリティ接近中、初めてリアルに感じさせる一冊(汗)