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COVID-19でやはり休館を余儀なくされていた、グッゲンハイム美術館。
閉鎖から1年、グッゲンハイムならではの空間そのものを生かした展示で復活。
- In-Between Days March 19 to April 19, 2021
2. Sometimes It Was Beautiful by Christian Nyampeta April 30–June 21, 2021
3. Romantic Songs of the Patriarchy by Ragnar Kjartansson: July 2–5, 2021
4. Anthem by Wu Tsang July 23–September 6, 2021
当ブログはこの 4. にギリギリ滑り込んだ格好(展示は既に終了)
入場すると、まず巨大な Wu Tsang (ビジュアルアーティスト・映画製作者)の姿が。
グッゲンハイム の円形建築の中央の 巨大なスクリーン
(というか透けて見えるのでカーテン?)
サイズは 84フィート(こんな規模の展示は初とのこと!)
タイトル Anthem らしく、今の厳しい時代への鎮魂歌を歌うかのごとくパフォーマンス。
彼の無調?の アカペラ がベースで、時々ピアノを演奏。
透けて見えるのでオモテ・ウラの両面から眺めつつ、回廊を上がり下がりして鑑賞。
スピーカーが色々なスペースに設置されており、サウンド面でも変化を楽しめる構造。
当ブログの印象に強く残ったのは、途中にあったインタビュー映像。
映像の内容は ビバリー・グレン・コープランド(企画) と ウーツァン(パフォーマー)の会話。
コープランドに促され、ウーツァン は語る。
「アーティストはいったん成功しても、その後アップ & ダウンを繰り返し経験する。
この話をもらった時、こんな時代だからこそやるべきだと即決した。
どんな厳しい時代もチャレンジを忘れてはいけない。
闘い続けることを恐れてはいけないんだ。(大意)」
彼が語るその表情の重みに、しっかり勇気づけられた次第!