お昼過ぎから、ある演奏会にいってまいりました。
県内外で勉強中の大学生・高校生、これから受験を迎える中3・高3、
こういった若い方がたによるサマーコンサートでした。
ほぼピアノ演奏でしたが、2時から5時半くらいまでたっぷり楽しませていただきました(本当は1時半から8時くらいまでの長いコンサート)。
特定の門下によるものではないので、初めて聴かせていただいた方、これまで何回も聴かせていただいた方、いろいろでしたけど、ほんと若い方の演奏はいいです。
親元離れられた方は、まじめにやってらっしゃる方、そうでない方(笑)、いろいろあると思いますし、
実際、なんとなく生活が透けて見えるような部分もあるにはあるのですけど、
私にはどっちも好ましいというか、それもこれもひっくるめて、「がんばれよ~」というまさに親心。
遊ぶときには、必死に遊べよ~!とまあそういうことです(笑)。
最近の子はそうアブナイこともしないかもしれませんけど、
うちらの学生時代は、一気飲み全盛のバカ炸裂時代、さらにOL時代もバブルでお立ち台だのなんだの(私はやってませんけど)、一方でカルト宗教も盛ん。
だいたいに落ち着きのない浮足立った時代でしたけど、それはそれで妙な活気がありました。でも一方では、社会の暗部もすぐそこにぱっくり口を開けていて、一歩間違うと、命もあぶないみたいなところもあったわけです。
今は、経済も停滞しているし、震災はあったし、日本全体が暗くストイックな状況で、こういう時代に青春を過ごす彼らの気持ちというのをどこまで理解してやれるかわかりませんけど、
ぜひ、この年齢でしかやれないことをやってほしいと思います。
・・・・というわけで、もちろん、息をのむようなテクニック、すばらしい音楽性の演奏にも感動したわけですが、
「ちょっと遊んだり、また苦しんでいたりするかもしれないけど、・・・・今一瞬出したその音、それは財産だよね」みたいな、
発展途上の演奏にも限りない魅力を覚えました。
音楽に進路を取り、これからプロとして打って出ようという方はそれでは甘いのかもしれませんけど、
・・・・・・・不良学生だったおばちゃんは、どんな子でも応援するよ(爆)。