午前中、吹奏楽コンクール中国大会の中学生の部門を聴いてきました。
これまた、うちの子たちとは無関係なおでかけで(汗)、山陰在住の友人の子(赤ちゃんのころからよ~く知っている子ですが)が、出場するので、友人と一緒に応援に出かけたというわけです。
ピアノのコンクールはあまた聴いておりますけど、吹奏楽のコンクールは初めて。
演奏時間は1校あたりがけっこう長く、課題曲自由曲合わせて10分弱くらいでしょうか。
一校ごとに、楽器や椅子の入れ替えがありますので、それをすばやく的確にやるのも大事。
楽器もいろいろ使われていて、パーカッションが多種類あるのはいいとして、ハープを使っている学校がかなりあるのにびっくりしました。公立中学でもハープ持っているところ多いんでしょうか?
私、吹奏楽のことはぜんっぜんわからないのですけど、課題曲&自由曲の選び方で、かなり結果は変わってくるんだろうな・・・という感じはしました。
それにしても・・・・・・上手い!
細かいことはわからないとはいえ、楽曲そのものはバルトークだったり、ショスタコーヴィッチだったり、クラシックの曲も入っているわけなので、だいたいの雰囲気はわかるわけなんですけど、
中学生で、しかも中1で初めて楽器を手にした子もいるだろうに、こんなややこしい曲(なかにはバリバリの現代曲なんかもあるわけで)を理解して演奏できるものなんですねえ。
音量や勢い、リズムで聴かせる演奏、
音の美しさやバランス、まとまりで聴かせる演奏、
それぞれに聴きどころがあり、正直びっくりしました。どれだけ練習したらこんなことができるのか・・・・(どの学校もものすごい練習量だと思いますが)。
プログラムに「ミーティングをやって、一時バラバラになりました・・・」といった紹介が載っている学校もありましたが、
これだけの精度で曲を仕上げていくには、思春期まっただなかの中学生のこと、個人的に精神のバランスがあやうくなったり、人間関係がつらくなったり、なかには辞めてしまったり、
いろいろなことがあるはず・・・・・と思います。指導者の力量の問われるところでしょうか。
それにしても、たくさんの人間でひとつの目標に向かって進んでいく経験というのは、得難い糧になるんだろうなあ・・・・
自分が子ども時代ほとんど経験してこなかったことなので、ほんとまぶしいです。