午前、娘のバイオリンについて行き(息子は昨晩おそく京都から帰宅し、しかも全然練習してないので、慎んで欠席・・・・・汗)、そのあと、中区のホールへ。
本日は、広島ジュニアオーケストラとコジマ・ムジカ・コレギアの合同演奏会の日。
私はお手伝いもかねて聴きに伺ったのですけど、子どもが門下でもなく、自分が弦楽器でもないのになぜお手伝いかと言われると、それは昨年から室内楽のフェスティバル参加やスタッフなどをさせていただいているからですね。
今日は開演前終演後と休憩時間の店番(物販)だけで、あとは中で聴かせていただいたので、ほんの気持ちだけのお手伝いでした。途中で、となりの出張パン屋さんの方に列ができてしまったので、そちらに加勢にいき、ひさびさに店員さん(?)をやりました。
3年半で辞めてしまったとはいえ、もともとは一日立ち仕事のデパート人ですから、「いらっしゃいませ」とか「ありがとうございました」とか、モノを売るとか・・・・・・、もう大好きです。
デパートのお仕事のなかでも、ルーティンの売り場よりも「催事」(物産展とかそういうやつ)がより好きでしたので、演奏会のお手伝い(とくに当日の分)は苦ではありません。
私の友人で、「とにかくステージに立つのが好き。別に演奏でなくてもかまわない(笑)」という者がおりますけど、
私はステージに立つのは、相当、いやかなり練習しないといけないので、そこまで「好き」というほどではないのですが(殴)、ただステージ周りのことは好きです。
チェーンスモーカーという言葉がありますけど、チェーンイベンターになりかねない素質持ちです(汗)。
最近とくに、演奏会があると、チラシ(デザインや色数、紙の厚さ)、プログラム、あとフロアの人員配置、お花などなどに目がいってしまい、
「これはコストがかかっただろうなあ」とか、「これだけのことをするのはどれだけ時間がかかっただろうか」とかついついウラのことを考えてしまうのですけど(殴)、
そういう点でも、ほんとにスタッフは頑張られたんだろうなあ・・・と思わず頭が下がり、ため息まで出てしまいそうなコンサートでした。
演奏者だけで約150名、・・・・・・これのステージフォーメーションだけでも大変です。
楽譜の用意から、練習場所、お弁当かれこれ、・・・・・もう、うわ~~って感じですが、少人数のスタッフでよくぞここまで、と心底驚きました。
今回は秀夫先生の70歳バースディコンサートということで、
前半、ジュニア&コレギア合同で、
パッヘルベル:カノン
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード ハ長調 第1楽章
ヘンデル:組曲「王宮の花火の音楽」(1.序曲、2.ブレー、3.平和、4.歓喜、5.メヌエット ⅠⅡ)
後半コレギアで
ワーグナー:「タンホイザー」序曲
ブラームス:「交響曲第3番」ヘ長調
アンコールが
シベリウス:「アンダンテ・フェスティーヴォ」
(再び合同で)、ビゼー:「ファランドール」でした。
この演奏会のために全国からジュニアのOB&OGが馳せ参じ、またコレギア合同で短期集中練習されたと伺っておりますが、
やはりまずは「数」の力・・・・これはすごいな、と思いました。
ピアノというのは基本ひとりの楽器ですので、これまで私は「集団での演奏」にあまり興味がなかったのですけど、
たとえ、単旋律であれ、ひとりで演奏する(歌う)のと、10人、20人、30人・・・・100人で演奏するのは違う(当然のことですけど)。
だからどうした・・・という考え方もありますけど、逆にただこれだけのことでも、尋常でない感興を呼び覚まされるのだ、ということをこの年になって、「ヤラレタ・・・」というくらいに痛感します。
そして、この「数」をまとめる、そしてこの「数」につたえる、そしてこの「数」で表現する・・・・・いやはや大変なこと。
こういったことを多人数のオーケストラだけでなく、個人の教育においても、長年続けてこられた秀夫先生のこれまで、そしてこれからに思いを寄せる時間となりました。
お客様もたくさん入って、すばらしいコンサートだったと思います。
おめでとうございました。
そして、7年がかりで企画&実現された実行委員長様、ほんとにおつかれさまでした。