唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

お盆です。

2014-08-12 11:32:59 | 間質性肺炎
 8/12

 【今日のバイタル】
  血圧    82-49。
  脈拍    73。
 酸素濃度  97%    
 体温     36.7℃ (何もなければ高い方がいい。体温1度上昇で免疫力5倍)
               最近少し高めで37度前後。
 体重     58.7㎏ (最軽量)
 
    あまり変わりありません。 


お盆モードで病院も若干閑散としています。 4人部屋も今は二人しかいません。

 私の向かいのベットに居た少し記憶力が薄れてきたおじいちゃん。愛嬌があって看護婦さんが、看護するのが楽しみなようにも見えました。 リハビリの先生から職業を聞かれ
「昔は 土地家屋調査士。とても厳しい仕事です。間違いは絶対に許されない、わたしは、55歳で辞めたんです。」  士業だから定年は関係なくやろうと思えば何時までも出来る、そしてその安定感を求めて職に付く人が多く、普通は自分の稼ぎを優先し何時までも続けるのではないか。  それを、、厳しい仕事だから、と自分で自分を縛りきっぱり辞めてしまう。 あまりに潔い話でびっくりした。
 朝起きて「私はどうしてここに居るのですか?」などと聞かれる事があり何度も説明したりした。  看護婦さんに何かしてもらうと 「サンキュー。」 と言う。 「何で英語?」となる。丁寧に手を合わせてジェスチャーで礼をする時もあった。
 耳が遠いので会話は殆ど無かったのだが、ある時急に「スキップって何ですか?」 と、聞かれた。 リハビリの事が頭に浮かび、、目の前でスキップ実演すると、わかった、わかったと言う感じでやっぱり手を上げてお礼を言われた。
最初は寝たきりで言葉もあまりしゃべらなかったが、食事の時間になると自分で起き上がって自分で食べられるようになり、 自分で立てるようになり、 最後は付き添われてお風呂に入れるまでに回復してきた。 転院のスケジュールを知っていて自分でスケジュールにあわせて調整しているような回復具合でした。
 たまにくるおばあちゃんも耳が悪い、 耳が悪くて中々コミュニケーションが難しそうだったが、よく見かけた向かい合って耳元で囁きあう姿は、お互いを慈しむという感じがあふれそこだけが時計が止まっているような感動的な場面でした。 

 そんなおじいちゃんも退院して、関連の施設に行ってしまいました。 お元気で。。