人体の凄さ。

病気をし、病院に入り、自分や他人の病気を経験したり、みたりする。
それにしても今更感じる、人体の不思議、人体の凄さ。　神の領域。
　天の意に沿って生きれば、壊れることはない。
　
　
　人間は未経験のものには大騒ぎをするが、慣れているものは、当たり前と受け止める。　当然と受け止め、安易に扱い、精密機器が壊れるように病気になる。
　　人体の凄さなど忘れている。
　
　

肉体を酷使すれば、自分を守ろうと様々なホルモンをだす。　ステロイド、アドレナリンetc等が体を守ってくれる。が、それを良いことに更なる負担を掛ければ体はたまったものではない。　肉体は疲弊し、免疫力は暴走する。　そんな状態が続けば病気になる、　原因は不明、　取りあえず薬で抑え、泥縄的に病気の世界へ引きずり込まれる。
　　
　ここが判ってないと、いつまで経っても治らない。　　　治す力はあるのに治らない。　　薬が本来持っている力を封じ込める。

アドレナリン。

心臓と肺の検査の結果が一通り出て先生の説明を聞く。

肺炎は画像と、血液検査の結果で（ＫＬ－６，６５２）で炎症は治まってきているはず。
心臓は少し機能が衰えている。（心エコー４０％→３３%、角度で大分違ってくるから一概に比較できないとの事。）
心筋梗塞のリスクも抑えられている。（ＢＮＰ、１７０，５）
　　このケースだと肺炎が治まればある程度まで動けるようになるはず。　　とのこと。

　ずっと薬を減らしてきて、西洋医学的な治療が嫌いな事を伝えると、理解して頂けたようで、
先生は、西洋医学的な治療になるのですが、と、前置きした上で、
「心不全があるので医者１０人中１０人がＡＣＥ阻害薬を処方するはず、私も勧めたいので検討してください。」とのこと。
　心臓の機能が低下すると、アドレナリンなどのホルモンを出して心臓を動かそうとする、それが心臓に負担を掛ける事になって逆に長期的にはリスクになるからホルモンが出るのを薬で抑えた方がいいとの事。

アドレナリンは知っているが、
　多分、今までアドレナリンを沢山出して来たから苦しい状況を普通に生きてこられたのだと、初めて気づいた。
３９度の熱も、激しい下痢も、劇症心筋炎の時も、、苦しくなるとアドレナリンが出るので戦闘モードに入り辛さを忘れさせてくれていたようだ。　辛くなると出る快楽ホルモン、βエンドルフィンやドーパミン　も同じ。

　因みにストレスに耐えられなくなるとステロイドを多量にだして身体を守る。　
　　
　ステロイドだから当然リバウンドがある。　
　多量に出せばリバウンドも大きくなって身体に負担をかけるし、原因のわからない病気を生む。


　要は、苦しい状況を重ねていけば、一時的にはホルモンが助けてくれるが、それは逆に言えばそれだけ身体に負担を掛ける。


　身体を追い込んでアドレナリンを出す事は、一時的には有効だが、追い込まれすぎて、身体は激しく消耗する。　　　交感神経優位だから、顆粒球が増える、　そして、免疫も異常に反応する。


　　これが、破綻の、病気の、原因。