唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

利かないパンチは受けてもらえない。

2019-08-15 10:13:47 | 空手
 

   利かないパンチは受けてもらえない。

 フルコンタクト空手の試合では、
   直ぐに相手に近づき、ただただ手数を出す選手がほとんど。

 
 昔から、感じていた事は、何故効かないパンチしか打てないのに自分から近づくのだろう?

  何故、間合いに入ってきてくれた相手にパンチを打っても効かせられないのだろう?


  お互いが、ただただ効かないパンチを出し合い、受ける事もせず、試合をしていて何も感じないのだろうか?

  当たらないなら仕方がないが、、、、
   当たっているのに倒せない、、ダメージを与えられない。。相手は引かない。
   こんなショッキングな事があるのかと思うがお互いに効かないパンチを打ち合う。


  相手が受けないのだから、強いパンチを打ち込めば決まる、、、只それだけのイージーな試合が出来るのに。。
 

  稽古の時から、突きの強さを求めたり、突きの正確さを求める事はしない。

   基本稽古や巻きわら、空突きなどの稽古はおろそかにして、一生懸命にサンドバックやミットをたたく。
   
   打ち方や、角度、強度などは全く考えもせずに、ただただ、スタミナが切れるまで動くだけの稽古をして満足している。

   この稽古で、試合になってもパンチが効かないのだから、よく考えて、そんなに疲れなくても効率よく強くなれる稽古があることに気がついてほしい。


  みんながやっているから、、、
     試合用の稽古だから、、、
     
 ただただミットを蹴ったり同じパターンのスパーリングなどをするだけ。。何とかの一つ覚えとはこういう事と思うのだが、誰も気がつかない。


  相手が弱いパンチしか打てないのなら、、、、こちらは強いパンチを用意して行って、、

   間合いに入ってくれたら、受けなどせずに、強く打つだけ。。。。。。楽勝、となるはずなのに。。。


    それだけなのに、何故稽古を変えないのか摩訶不思議な世界なのである。



 ただただ、強いパンチがあれば、

  警戒も無く間合いに入ってきてくれるので効かせる事が簡単で直ぐにKOとなる。

  しかし、KOされた本人は全く気が付いていない。

   自分のパンチが全く効かないのだから、、、強い相手の間合いに入っていけば、捌けなければ効かされるだけ。

 誰も教えてくれないし、極真の選手も指導者もそれが当たり前として思考停止状態で、考えない。
 
  
 
  強いパンチが打てることなど、、ほんの入り口で、

   そこから、攻防があり、戦略があり、戦術があって、駆け引きがあって、コンディショニングやピーキング、、、、、、、、色々あるのに、

   強いパンチさえも打てない。 当たっても効かないパンチしか打てないでどうやって試合に勝とうと思っているのでしょう。。

   

  基本の大切さをみっちり教えられ、毎日毎日基本稽古、移動稽古をおろそかにせず、一本一本を気合を込めて思いっきり突く。

  これを行っているか、否かで、1年も経てば雲泥の差になる。

 これを、2年、3年、4年とずっと続けるのが稽古。身体に染み付いたものは中々消えない。
  ミットやサンドバックで強くなっても、練習をやめれば元に戻る。
 
  気がついたときにはどうしようもない差がついていて、勝負にならない事になる。
   なにせ、受けないで、強いパンチが打て、それが面白いように決まるのだから。。。。

  一発、二発、相手が嫌がり下がって、、KO。 
 
   攻撃の強さだけで勝負は決まってしまう。

 
  きちんとした技術を持っている師範に教えてもらえて、学べた事を改めてありがたく思う。