アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「野生」と「野良」、捕食していいのはどちら?

2019年05月04日 | Weblog
「LINE」というのは、便利なもので…外国からでも送受信できる。お陰様で、「我が家の子どもたち家族」の連休中の動きがよくわかりました。
 長女は夫と、イタリアからドイツを旅行中。ヨーロッパ好きで、毎年1~2回行っています。ドイツへは、長女が小学生の頃連れて行きました。その時のことを30年近くも経った今でも覚えており、行く度に小学生の頃行った場所を訪問するのを習わしとしています。この度も、ザルツブルク、ミュンヘンから見覚えのある風景の写真をLINEで送ってくれています。
 二男一家は、ハワイ。生後5か月の長女ストリングちゃんもハワイへ行っております。長男ランドくんと、二男ストリームくんが、ホテルのプールで楽しそうに遊ぶ姿が、LINEで送られてきました。二男一家は、子どもがまだ小さいということもあり、長期休暇はハワイが多いです。
 さて、長男一家なんですが、今回は夫婦別行動。奥さんは、息子(プレジャーくん)と、実家へ。長男は、「いい波」を求めて中国・四国へサーフィン旅行。東京オリンピックの種目に、サーフィンがある。オリンピック出場のためには、今の時期にどれだけ頑張れるかが、「カギ」らしい。

 さて、長男からLINEで送られてきた写真…「鍋料理」。添えられた文章は…
「今、高知県の北川村です。夕食は、阿波尾鶏(あわおどり)の水炊きです」。
 「阿波踊り」の他に、同じ「あわおどり」という発音で、「阿波尾鶏」なる鶏がいたとは!名古屋コーチン、比内地鶏、薩摩地鶏なら名前ぐらいは知っていました。阿波尾鶏は、知りませんでしたあ!私の中では、無名でしたが、生産量は日本一なのだそうで…阿波尾鶏様、大変失礼いたしました。
 で、徳島県との県境にある高知県の北川村ですが、なんと「モネの庭」がある。「モネの庭」の写真も数枚送ってくれました。
 そして、「駐車場を散歩する『野良ニワトリ』」の写真もっ!

 「野良」といえば、猫か犬と決まっていると思い込んでいる「固い頭」に衝撃が!インドでは、「野良牛」「野良山羊」がいました。これは、驚きもしませんでしたが、日本の高知県で「野良ニワトリ」とは!
 ・・・ところが、野良ニワトリは、高知県では、「普通」なんだと!どうして?
 庭先でニワトリを放し飼いするのは、日本の田舎ならどこでも同じ。で、お正月には、「絞めて食べる」。ところが、時代が移りかわり、「絞め方が解らない人たち」の世代になってきた。こうなると、老いたニワトリは、山へ連れて行かれて放置される…姥捨てならぬ、「老鷄捨て」。
 そこまで話を聴いての疑問…高知には野良ニワトリの天敵はいないのか?例えば「犬」「キツネ」「イタチ」。…それらの動物は居るには居るが、野良ニワトリは、用心しているから襲われることはないらしい。夜は、木の上で寝るので、犬も、キツネも木登りができない。
 なぬ?「ニワトリは木の上では寝ないやろ!」やて?その疑問には、私が自信を持ってお答えできます。もともとニワトリは空を飛んでいたようです。それが、人に飼われるようになると、肉食動物に襲われる危険がなくなり、飛ぶ必要がなくなった。だから、「ニワトリは飛ばない」と、思われているようですが、練習すれば、木から木へ飛び移る程度はすぐに出来ます。私は、実際に犬に追われた鶏が幅20mの川を飛び越えたのを目撃しております。野良ニワトリは、筋力が発達しているでしょうから、木に飛び乗って寝る事ぐらいなんの不自由もないと考えられます。
 野良ニワトリのエサは、ミミズや昆虫類。十分、自活していけるという。

 長男からLINEで、「明日、石鎚山に登る」と。野良ニワトリの高知県北川村から、愛媛県西条市に移動していた。石鎚山は1982m。彼の場合、トレイルランニング(Trail running:早い話が、「走る登山」。舗装路以外の山野を走るマラソン)なので、サーフィンのための体作りにもなるらしい。

 長男は、奥さんと息子のプレジャーくんへLINEで、「阿波尾鳥の水炊き」と「野良ニワトリ」の写真を送ったという。奥さんもプレジャーくんも、(長男が)「野生の鶏を絞めて、水炊きにして食べちゃった」と、思い込んでいるという。「警察に捕まらないの?」と心配しているとのこと。
 「野生」を捉まえて食べちゃうと罪になりますが、「野良」の場合は、絞めて食べてもいいじゃないかなあ。西表山猫を食べると、罪になりますが、近所をうろつく野良猫は食べても罪にならないのと同じでしょう。
 なぬ?猫は食べないだろうって?あ、あ、あのね、「猫食文化」は、世界中にあります。日本でも私が子どもの頃は、猫は食材でした。現代は、「鳥獣保護法」「動物愛護管理法」「器物損壊罪(他人の飼い猫を殺した場合)」があり、国内で猫肉を食べるのはなかなか大変。
 「ジャコウネコ」など、中華料理の最高峰食材でしょう。テーブルに、料理と一緒に「猫の頭」が飾られます。4千年の歴史に育まれた文化ですから、「気持ちが悪い」などと言ってはいけません。日本では、マグロ料理のテーブルに「マグロの頭」が飾られることがありますが、それと同じです。
 今日も長々と書いてしまいました。連休なもんで、つい…。