「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20130609

2013-06-09 | 矮小布団圧縮袋

○深川方面に来ているので、昼は近くの京金でお蕎麦にする。かなりというか随分久しぶりだが、何年ぶりか?

  
 せいろの手打ちそばのつるつるとくる味わいがほんとに爽やかである。何ていうか、ああ、久しぶりにちゃんとしたお蕎麦を食べている、という嬉しい気持ちになる。(キイロイトリとむすび丸も一緒に来たので、ちょっとお休みさせていただいている)


 「ソバユ モ キマシタヨ」そう、こうして美味しいお蕎麦を味わうと、なんか江戸というか東京にほんとに来たな、これだよね、って気分がしみじみとする。いい。

 
 本日のBGM:一方、東京でもお蕎麦でもなく、大阪でもってうどんの話なんだけど

 
 映画「ごろつき犬」(1965、大映)(日本映画専門チャンネル、6/9 9:40~)
 音楽:山内正
 NHKのBSプレミアムのシャーロック再放送開始でマーティン&ベネ様コンビ+アンスコ(Andrew Scottを省略して呼ぶtwitterを見て噴いた)再び、の話題の一方、今もっと捨て置けなくて熱いのが鴨井はん&ショボクレでしょ!(爆)これこれ。これですよ、うどん。「たたいて、のばして、細長く」「その上、つかみどころがない」(笑)の名言のやつ。鴨井はん(田宮二郎)&ショボクレのうどん木村刑事(天知茂)+たま子はん(坂本スミ子)の漫才がラストまで炸裂する、コントのテンポ的にかなり「痛快娯楽大作(←予告編にて)」になってきた感の村野鐵太郎監督の第3作。
 こういう粋な台詞の丁々発止が藤本義一っぽいというのか何なのか。「俺は胸が…」って「座頭市物語」のパロディかとオモタw。でもショボクレって(おちょくられどつかれながらも、鴨井ちゃんを弟みたいに可愛がってる感あり)、結構捜査になった瞬間ちゃんと眼光鋭くかっこよく推理して手配してたりするから優秀やおまへんか。鴨井ちゃんのガンさばきも関西弁の「しゃべくり」も女扱いも、だんだん口八丁手八丁に「調子に乗ってくる」のがええです。話は“暗黒街もの”なはずなのに、この明るさというかてきとーさは、いったいどこから来るのか!?成田ミッキー三樹夫&江波杏子は恒例として、水谷良重だけでなく意外なところで根上淳、宮口精二が登場している。音楽も明るいジャズ調で、いかにも「鴨井のテーマ」なフレーズが何度も使用されている。
 犬シリーズ放送は5月から1→2→3→4作目まで今来たのが、7月も続くとか。YouTubeで予告編だけしか見たことなかったから以前から想像を逞しくしてはいたものの、本編をフルで見るのは初めてで、とても楽しみである。

  
 またもや昭和40年頃のロケ。大阪警察病院風の建物が渋いのだがロケの場所はどこだろう。「準急日の出」も架空の設定みたいだし。そもそも、(オレンジ色の大阪環状線が走っていくアングルからとらえた遠景の中の)通天閣の回りに、高いビルなんかまだあんまし無い頃なのでしょうな。(20130609)
コメント