一昨日のアウェイ栃木戦には、4109人の観客がビッグスワンに駆けつけました。
既に前節において来シーズンのJ1昇格の夢が絶たれ、しかも寒さにふるえる12月の平日ナイター。一連のコロナ禍の流れにおける観客数の推移などを見ても、「下手をすると4000人を割るんじゃね?」と心配していたボクは、正直言ってホッといたしました。ちなみに1週間前の平日ナイターの愛媛戦は、4512人でした。
試合前日に職場の同僚(部署は違うけど)のアルビサポ(平日はあまり観戦していない人)A氏に、「明日の栃木戦に行く?」「水曜だから厳しい?」って声をかけたら、即「今回は行きますよ!」の返答。「だって相手は栃木ですよ」「やっぱ貴章を見なきゃね」とA氏は続けました。
そうなんですよね。やっぱりボクらにとって、矢野貴章は特別な選手です。アルビレックスから初めてA代表に招集された選手、初めてW杯に出場した選手、俺たちが育てた「オメ・キメレ・キショー」なのでありますよ。
その貴章。一昨日の試合は、ベンチメンバーでのスタートでした。試合前に、「終盤に貴章が出てきたら要注意だよね」「前半にアルビが大量得点をして勝利を決定づけて、後半に貴章が出てきて栃木が1点だけ取ってアルビが勝つ…ってのがいいね」などと妻と話していたのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。
アルビが1点リードして迎えた後半の開始と同時に投入された貴章は、ピッチに入ってわずか2分後に、アルビのゴールに同点弾を叩き込みます。「そこは”ふかして外す”のが貴章でしょうが!」ボクらと同様にボヤいたアルビサポは少なくなかったはず。でもまだその時は、「貴章も活躍したし、これでアルビが勝てば言うことないな」なんて、余裕をぶっこいていたんですよ。
ところがそのわずか4分後に栃木に逆転弾をぶち込まれて、ボクらは真っ青になります。明らかにゲームの流れは栃木にいっちゃってます。貴章がピッチに入って流れが変わっちゃいました。いやぁ~貴章、相変わらず走るねぇ。36歳ですか。やっぱ、高身長で走れるFWっていいよね。なんでアルビは貴章と契約しなかったのかなぁ…なんて、今さらながら思いました。
シルビーニョの同点弾で辛うじてドローに持ち込むことはできましたが、「貴章は魅力的な選手だ」ってことを痛感させられたゲームでしたね。そして「やっぱりボクらは矢野貴章が大好きだ」ってこともね。
ゲーム後にG裏にあいさつに来てくれた貴章に、大きな拍手が送られました。あぁ「貴章!」「いつまでも頑張れ!」って声をかけたかったな。