パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

薬局での出来事

2013年11月19日 | ヒッポファミリークラブ

先日の保育園の講座で、言葉の成長のプロセスの話しを

紙芝居を使って行ないました。

その時に、ちょうど、長男もその話しを聞いて・・・・・それにまつわることが起きたとのこと。

 

 

先日買物をしていたら、長男が薬局のレジのおばちゃんに、ダイン 知ってますか?って

予想外に話しかけられ、長男いわく、なんの脈絡もなくてビックリしたとのこと。

 

結局その話しの落ちは、

薬局でも宣伝を ライン でやるので・・・ってことらしかったのですが、

そのおばちゃんの発する音が ダイン だったとのこと。

結果的にはラインと判断できたけど、初めは全く想像がつかなかったと言ってました。

 

D と L 全然違う音だけど、

T D N L (ただなら → もらうよ・・・・いやいや、タダナラという音の並びの説明)

これらの音は、前舌音グループという位置づけで、同じ組に入っています。

この音を出す時は、舌の動きが同じで、上あごに舌がつく感じ、

なので、この音がまだ上手くだせない赤ちゃんは、

ライオンのことを ダイオン さん と言ってたり

自動車のことを  じろうしゃ  って音をだしていたりと

ぶどうも ブロウちょうだいって、赤ちゃんレポートに書いてくれたお母さんメンバーもいました。

お母さんはもちろん、ブロウでもブドウってわかるし

ジロウシャでも自動車ってわかります。

それは同じ音のグループだから。そして関係性があるから。

それが、成長して、段々細かくわかれて言えるようになり、タ ダ ナ ラと

区別が付く。そんなプロセスを赤ちゃんは踏んでいるのです。

 

前途のおばちゃんは、成長のプロセスからもはや 退化かっつ(失礼)??

しかし、自分でもダインと聞こえて、ダインと発音しているのでしょうか。

どういうことだろう。 不思議だ 実に面白い(福山風) まさかのハナが詰まっていたとか?

でも、長男がそんな話しをして、身近にあることばの不思議を

見つけて、一緒に面白がれるのが、楽しいです。