年末からずっと長男とはピアス論争がつづいていた。
もうケンカが耐えなかった。
自分を変えたいという気持ちはわかるが。。。。
共感を示せば少しは自分の気持ちを汲み取ってくれたと思うのかその場は収まる。
が、ダンナは共感しないどころか、どんどんストレスをたまるような責め方をするので長男は俄然反発するのだ。それを聞いていると私も辛くなってくる。
ある日、もうこの言い合いがいやになって「勝手にしろ!うじうじ言ってないで行動に移したら!でも私は絶対反対だからね!」と言い放った。自分でもすごい矛盾している言葉だと思ったけどこの時の言い合いは耐えられなかった。その言葉はピアス、ゴーサインになってしまった。それでも、しおらしく、「もう少し考えてからにするよ。それに学校ではつけないから」といっていたのだが。。。。
それから耳鼻咽喉科にピアスの穴をあけにいった長男がすぐに帰ってきた。「同意書が必要なんだって。お母さんかいてくれる。」
「私は反対だっていったんだよ。反対してる親が同意するはずないだろ!」
「お願いだから。ここまできたのに。」
「私が反対なのはあんただって知ってるじゃないよ!」
「わぁ~!」といってこたつのテーブルをひっくりかえす。
「お父さんなんか18歳でタバコ吸ってたんだよ。そっちのほうが悪いじゃない。それにピアスは法律に触れてない!高校でもやってる人いるよ。授業中は取ればいいんだよ。ねえ、お願い!」
「僕だって18歳なんだから、自分の事は自分で責任とるよ。それにお母さんだって赤毛にしてるじゃないか!」
「だったら黒に戻すわよ!」
「そんなのひどいよ!僕はお母さんが整形手術したいっていったとしてもゆるすよ!」
「どうしてあたしが整形しなくちゃいけないのよ!」
ここまできたらなんか話がめちゃくちゃである。
「ひどいよ!ここまできたのに。ここまできたのに。。。」長男泣く。
「あんたのおかげであたしが今までどんな思いをしたと思ってるの!」私も泣く。
「お母さんに今まで迷惑かけて悪かったと思ってるよ。でも本当にお願い。」
「うるさい!もうあんたなんか。あんたなんか。。。。でていけ!」
その後長男は外へ行って自分の感情を抑えるために落ち着かせていた。私はというと矛盾したことを言った自分が馬鹿だと思いながらもここでゆるしたら親としてだめなんじゃないかと心が揺れていた。
その後長男は家に帰ってきたと思ったらなにやら熱心に書いている。高校で自分の考えをまとめる訓練にいつもしている「マインド・マップ」というものを一心に書いていた。
長男がちょっといなくなった間にそれを見てみた。
ピアスという文字が真ん中に書いてあってその文字から線でくもの巣のようにそこから思い起こされること、連想される事がぎっしりとかいてあった。
ピアスー身体を傷つけるーもらった身体ー愛せないー苦しむ。また「もらった身体から」ー神様ー宗教的ー保守的ー教会ープロテスタント。
ピアスー目立ちたいー苦しいーストレスを発散させたい。
ピアスー自分を変えたいー自分が憎いー友達が少ないー緊張ー苦しむー悔しいー親を苦しめた。また「自分が憎い」から親に迷惑をかけるー何のために生れてきたのかわからないー自分を責める。
ピアスー馬鹿にされたくないー障害ーいじめられたーガイジ(障害児を意味して馬鹿にする言葉)ーアメリカに帰れーうざいー死ねー弟を侮辱された。
ピアスー親の反対ー罪悪感ーケンカ、家出ー母が病気になるー家庭崩壊ー耐えられない。
そのほかに親の意見を押し付けるものではない。ファッションは個人、個人等。
それを見たら長男が何を考え、何に苦しんでいたのか、一目瞭然だった。そのうえ親を苦しめた、母が病気になる、と罪悪感まで抱いて。自分は何のために生まれたのかという言葉には参った。
親として一貫とした態度をなんてどうでもよくなってしまった。
はちきれそうになっている心をどうにかしてやりたくなった。
自分が何のためにいるのかー母親として妻としてまったく自信がなかった、アメリカにいた頃。自分が憎いー生きているのか死んでいるのかーそんなことを思っていると嫌でしょうがなくなって思わずカッターで左腕を何十箇所か傷つけた。もちろん死ぬつもりなんかないから傷は今ではよく見なければわからないほど消えたけど。
長男には頭を壁にたたきつけたり、かきむしったりする自傷行為があったからそのマインドマップを見たとき、ピアスくらいで心が楽になるならと同意書をかいた。
よく考えればこれは成長でもある。
部屋にこもっている長男に同意書を「ほらよ。」とぶっきらぼうに渡した。
「ありがとうございます・・・・。」
次の日、ファーストピアスをして長男は嬉々としている。
丸刈り、うす眉毛。ピアス。まるで「特急田中3号」にでていたKat-tunの子みたい。
少しは楽になったのかね。。。。。
もうケンカが耐えなかった。
自分を変えたいという気持ちはわかるが。。。。
共感を示せば少しは自分の気持ちを汲み取ってくれたと思うのかその場は収まる。
が、ダンナは共感しないどころか、どんどんストレスをたまるような責め方をするので長男は俄然反発するのだ。それを聞いていると私も辛くなってくる。
ある日、もうこの言い合いがいやになって「勝手にしろ!うじうじ言ってないで行動に移したら!でも私は絶対反対だからね!」と言い放った。自分でもすごい矛盾している言葉だと思ったけどこの時の言い合いは耐えられなかった。その言葉はピアス、ゴーサインになってしまった。それでも、しおらしく、「もう少し考えてからにするよ。それに学校ではつけないから」といっていたのだが。。。。
それから耳鼻咽喉科にピアスの穴をあけにいった長男がすぐに帰ってきた。「同意書が必要なんだって。お母さんかいてくれる。」
「私は反対だっていったんだよ。反対してる親が同意するはずないだろ!」
「お願いだから。ここまできたのに。」
「私が反対なのはあんただって知ってるじゃないよ!」
「わぁ~!」といってこたつのテーブルをひっくりかえす。
「お父さんなんか18歳でタバコ吸ってたんだよ。そっちのほうが悪いじゃない。それにピアスは法律に触れてない!高校でもやってる人いるよ。授業中は取ればいいんだよ。ねえ、お願い!」
「僕だって18歳なんだから、自分の事は自分で責任とるよ。それにお母さんだって赤毛にしてるじゃないか!」
「だったら黒に戻すわよ!」
「そんなのひどいよ!僕はお母さんが整形手術したいっていったとしてもゆるすよ!」
「どうしてあたしが整形しなくちゃいけないのよ!」
ここまできたらなんか話がめちゃくちゃである。
「ひどいよ!ここまできたのに。ここまできたのに。。。」長男泣く。
「あんたのおかげであたしが今までどんな思いをしたと思ってるの!」私も泣く。
「お母さんに今まで迷惑かけて悪かったと思ってるよ。でも本当にお願い。」
「うるさい!もうあんたなんか。あんたなんか。。。。でていけ!」
その後長男は外へ行って自分の感情を抑えるために落ち着かせていた。私はというと矛盾したことを言った自分が馬鹿だと思いながらもここでゆるしたら親としてだめなんじゃないかと心が揺れていた。
その後長男は家に帰ってきたと思ったらなにやら熱心に書いている。高校で自分の考えをまとめる訓練にいつもしている「マインド・マップ」というものを一心に書いていた。
長男がちょっといなくなった間にそれを見てみた。
ピアスという文字が真ん中に書いてあってその文字から線でくもの巣のようにそこから思い起こされること、連想される事がぎっしりとかいてあった。
ピアスー身体を傷つけるーもらった身体ー愛せないー苦しむ。また「もらった身体から」ー神様ー宗教的ー保守的ー教会ープロテスタント。
ピアスー目立ちたいー苦しいーストレスを発散させたい。
ピアスー自分を変えたいー自分が憎いー友達が少ないー緊張ー苦しむー悔しいー親を苦しめた。また「自分が憎い」から親に迷惑をかけるー何のために生れてきたのかわからないー自分を責める。
ピアスー馬鹿にされたくないー障害ーいじめられたーガイジ(障害児を意味して馬鹿にする言葉)ーアメリカに帰れーうざいー死ねー弟を侮辱された。
ピアスー親の反対ー罪悪感ーケンカ、家出ー母が病気になるー家庭崩壊ー耐えられない。
そのほかに親の意見を押し付けるものではない。ファッションは個人、個人等。
それを見たら長男が何を考え、何に苦しんでいたのか、一目瞭然だった。そのうえ親を苦しめた、母が病気になる、と罪悪感まで抱いて。自分は何のために生まれたのかという言葉には参った。
親として一貫とした態度をなんてどうでもよくなってしまった。
はちきれそうになっている心をどうにかしてやりたくなった。
自分が何のためにいるのかー母親として妻としてまったく自信がなかった、アメリカにいた頃。自分が憎いー生きているのか死んでいるのかーそんなことを思っていると嫌でしょうがなくなって思わずカッターで左腕を何十箇所か傷つけた。もちろん死ぬつもりなんかないから傷は今ではよく見なければわからないほど消えたけど。
長男には頭を壁にたたきつけたり、かきむしったりする自傷行為があったからそのマインドマップを見たとき、ピアスくらいで心が楽になるならと同意書をかいた。
よく考えればこれは成長でもある。
部屋にこもっている長男に同意書を「ほらよ。」とぶっきらぼうに渡した。
「ありがとうございます・・・・。」
次の日、ファーストピアスをして長男は嬉々としている。
丸刈り、うす眉毛。ピアス。まるで「特急田中3号」にでていたKat-tunの子みたい。
少しは楽になったのかね。。。。。