おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

浜コン 結果

2024年11月24日 | コンサート情報

何気に見始めた浜松国際ピアノコンクールが終わりました。

結果はもうご存知だと思いますが、
日本人の女性の方が優勝。


彼女はずっと安定して
きめ細やかな音楽を深い洞察力と
澄んだ美しい音で聴かせてくれていました。

きっと、練習の時から
たいへんな集中力と妥協を許さない
練習をされているのだろうと感じました。

音楽への愛が伝わり、
特に音楽を読み込む力は別格でした。


これからの活躍が楽しみです。


応援していたピアニストさんは、
ファイナルの演奏が始まった途端、
あら・・、でした。

機嫌でも悪いのかと思うような演奏で、
ガッカリ・・


色々あるのかもしれませんが、
音楽への誠実さは失ってはいけないな、
と自分に対しても思います。

エリザベートコンクールでの
ギルトブルクの最後まで誠実だった演奏に、
何が起きたのか全く知らず偶然に聴いて、
その演奏で幸福な気持ちになった私の様な人間もいるので、
演奏家にとって演奏技術より大事なことはあると思います。

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作曲

2024年11月24日 | 不思議な音の国

夏からレッスンを始めた小1の生徒さん。

レッスンを始めた頃は少しおどおどしていました。


ワークで、間違えて書いてしまったりすると
泣いてしまっていました。

鍵盤の位置がわからなかった時もそうでした。


家のキーボードが鍵盤数が少なかったようです。

家に楽器があると聞いていたので、
習う前に既にあるということは、
ご家族に音楽経験がある方がいらっしゃるのだろうと
鍵盤数までは確認しておりませんでした。

そうしましたら、鍵盤数が少ないのだと。

お母様が本人に「ごめん、ごめん」と。
88鍵の電子ピアノを買われることになりました。


少し前からレッスンも落ち着き、
進むペースも一気に上がりました。

手の癖がほぼなく、指も根元から太く真っすぐなので
ピアノを弾くには向いた手をしています。


実は今春からレッスンを始めた生徒さんの何人かが
この手のタイプで、皆、弾き方を大きく直すことが
初めからほぼないのです。

少し手首が下がってきたり、音を離す時に指だけで
離すことはあるので、そこを注意する程度です。

支えがしっかりとできる手は、
初めからあるのだと知りました。


話は戻り、
今夏からレッスンを始めた生徒さんの
初作品です。

ドとレで作る頃はまだ自信なさそうに
レッスンを受けていたので、作曲は飛ばしました。

なので、作曲 Début!です。


けっこう、曲として成立していると思います。
右手が多いのは少し気になりますが、
限られた音で作ることは容易ではありません。

私が同じ年齢の時でしたら
こんなに作れなかったな、と思います。




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信じてもらえてなかった

2024年11月23日 | レッスン

ヴァイオリニストのパールマンが練習について

1ゆっくりなテンポで練習すること
2何のための練習か目標を立てること
3数小節に区切って練習すること
4弾きながらきちんと自分の演奏を聴くこと

これらはごく当たり前の基本的なことだけど、
と話されています。


きっと、どの先生も生徒さんにこのことは
よく話されていると思います。


私もそうです。
何十年もどの生徒さんにも話してきました。


今日も大人の生徒さんで、
ゆっくりなテンポでフレーズごとに区切る、
パッセージを音型ごとに区切り、まずはゆっくりと正確に
弾けるように練習をする、と毎回言って実例を示しているのですが、
生徒さんは実践している様子はなく・・

なのに、ここがずっと上手く弾けないと仰る。
だから練習の仕方を話しているのに、の繰り返しなわけで・・


そこで、パールマンの動画を2人の生徒さんに
見て頂きました。

有名なヴァイオリニストで実力のある人ですと紹介して。


そうしましたら、お二人ともしっかり見て下さり、

一人の方は、
「いつも言われているのに、通すことしかしていませんでした」

もうお一人は、
「通して何度も弾いていれば、その内弾けるだろうと
思っていました」と。


一人の方はピアノ歴1年ちょっと。
もうお一人は私に変わって14~15年。

その間に何度言ったかわからないほどです。


なのに、パールマンのたった一度の動画で
本当に必要なことだったのだと初めて思われた様子でした。


信じて頂けていなかったようで ・・

これは弾けない人がやることではなく、
プロほどこのような基本的な練習を地道にされているのです。


この先生が言うことなら、と信じてもらうには
やはり実力がないと駄目なのだなと思いました。


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続・なぞの6歳

2024年11月22日 | レッスン

ご両親がヨーロッパのかたの息子さん6歳。

本人は日本語はペラペラです。

不思議の上巻を1年以上しておりますが、
本人はピアノが飽きてはいないようですし、
弾いてきた中で好きな曲がいくつかあるようですし、
楽しんではいるようなので、これも有りかと思っています。

おそらく日本人と違い、
習う、ということの意識が異なるのだと思います。


色々と予定通りには進みませんが、
レッスンで、出来るだけしようとしていることのひとつに、
「きれいにうたいましょうソルフェージュ 入門編」
を使った摸唱があります。


聴くタイミング、歌うタイミングがなかなか掴めず、
摸唱にならないので、私も後回しにしがちで・・


「先生が歌ったのを聴いて、マネして」

と言っても、通じず
聴かずにすぐに歌おうとします。


そこで、今週は、
じゃこれマネして言ってみて。


ーむかし、むかし
「むかし、むかし」

ーあるところに
「あるところに」

ーおじいさんと
「おじいさんと」

ーおばあさんが
「おばあさんが」

ーいました。
「いました」


とてもよくできるじゃない!
それを音で言ってるだけ、と再び歌に挑戦。

今度は歌もとても良く出来ました。


今週はこれで偶然できた可能性大で、
そういうことか!と本当に理解したわけではないと
思います。

しかも、来週はレッスンを休みにしているので
次はどうなるか・・


今思い出しましたが、
手をグーにした時は聴く、パーにしたら歌う
という方法も昔していました。

次のレッスンはこれを試してみます。


しばらく使っていない技は
使わないと忘れます・・

きっと他にもなにか
忘れているのだと思います。


かなしい・・


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浜コン もうファイナル

2024年11月20日 | コンサート情報

浜松国際ピアノコンクールが、もうファイナルを迎えます。


まだまだ先だと思っておりましたが、もうです。


3次予選でも、とても全員の演奏は聴けませんが、
かいつまんで聴いていて、チェコのピアニストの演奏に
聴き入ってしまいました。

現代曲でしたが、どれも面白く聴きました。

この方の経歴は存じませんが、
これだけの実力があってもまだコンクールを受け、
知ってもらわなければならないとは
厳しい世界だと改めて思います。

この方のリサイタルがあったら
きっと行くと思います。



あと、日本の女性の方。
彼女は何を弾いてもその音楽の世界を
上手く描き出すなと思いながら感心して
聴いておりました。

どの音楽にも彼女自身が魅了されている上に
とても知的な気がします。



モーツァルトのピアノ四重奏曲が
課題になっているのはなかなか良いなと思います。

様々なものがそのピアニストから
透けて見えてきそう・・

初めて合わせる人たちとでも、
音が調和する音質はあると感じます。

現代は、ピアニストはソロだけする人が
むしろ少ない世になっています。

このような素質も問われるなと思いながら、
今のピアニストは何でもできて、
様々な魅力を持っている人が選ばれて行くんだな、
と思いました。



ファイナルのコンチェルトの演奏を
楽しみにしています。

最後は6人なので全員の演奏を
聴くぞ!


それにしても、
審査員の方々の長時間の審査。

皆さんの集中力が桁外れなのはわかっていても、
やはりたいへんな作業です。

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