おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

苦戦しています その1

2018年04月26日 | 重力奏法
習い始めの生徒のテキストをゴリン先生の「不思議な音の国」に替えられる生徒は替えているところです。

少々苦戦中です。

偶然かもしれませんが、他の教室で半年~1年習っていてこのテキストに替えた生徒のレッスンはなかなかたいへんです・・

もちろん私が初めから教えている生徒でもスンナリとはいきません。

ピアノを始めて4ヶ月の5歳の男の子に「はじめの一歩」を使っておりました。
音の出し方をシンプルなものから覚えてもらおうと思いそのようにしました。

しかしこのテキストは奏法の基礎を覚えるためのものです。
音の読み方や音楽の基礎的知識を覚えるためには他のテキストが必要です。

そこでゴリン先生のテキストを使うことにしました。

「はじめの一歩」で音の出し方はしておりましたが、指を1本だけ出して弾く癖や音を出すときに指が斜めになる傾向があり課題は多々ありました。
期待を込め「不思議な音の国」を使い始めましたら、予想外に良くない癖が出続けており少々驚いております。

何故だろうと考えてみました。
「はじめの一歩」は動きが少なく、最初は同じ音しか弾きません。しかも長く伸ばします。動いても順次進行で上がるとか下がる、離れた音でも1オクターブの間隔で上下行するといった具合いに動きのパターンがつかみやすく作られています。それから白鍵を多く使います。

「不思議な音の国」は曲を弾きながら音の出し方を覚えます。
最初に弾く曲は3つの黒鍵を使って「マクドナルドおじさん」の<イーアイ・イーアイ・オー>の部分を弾きます。
次の曲は「まるいパン」です。これも3つの黒鍵で弾きます。

2曲とも短い長さで横に動くことと「はじめの一歩」にはなかった黒鍵を使うことで生徒の手に緊張が走るのではないかと思います。

それでもこの生徒は、指がカチカチに力んだり手首が固まったりはしません。
打鍵後に手首から持ち上げられなくなってきて徐々に指が伸び、なぜか1本指になっていきます。
黒鍵に慣れる時間が必要なのかもしれません。

さて、問題は途中で私に変わった生徒さんたちです。
なぜこんなに指が力むのか、手首の使い方が間違えてるのか・・

私もこれまで生徒に3の指から始めて重さを使った弾き方をする奏法を教えてきたわけではありませんが、生徒の手を持って教える中でここまで力む生徒はいないのでどうしてこんなことになったのかと戸惑っております。

途中で替わった生徒が3人います。
3人ともそうです。
偶然かもしれませんが・・

続きは次回に致します。
コメント
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