おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

三度(みたび)登場の「Little Gems for piano」

2018年12月28日 | 楽譜の話題
「はじめの一歩」を使っている生徒で毎回音の出し方を注意されている生徒がいます。

腕の重さを使った深い打鍵も、音の間をつなぐ手首もレッスンでやるとその時はやるものの1週間経ってレッスンにやってくると全くなくなっている生徒です。

電子ピアノで練習をしているからと言ってしまえばそれまでですが、他の生徒も電子ピアノで練習しています。それでも重さ、深さ、手首に気を付けて練習してきます。

なぜ毎回元に戻るのか・・
何もしない音との違いが分からないか、その意志がないか、忘れてしまうか。
どの理由かはわかりません。

その生徒の今年最後のレッスンで「Little Gems for piano」のプリマ―にある<Moon Dust>を試しに弾いてもらいました。
ピアノ歴は1年で小学3年です。

高い音はまだ読めないので聞き覚えで弾いてもらいました。
このような曲です。


ペダルは踏みっぱなしです。
その生徒がいつも最初に弾く弾き方では全く美しくなりませんが、手首を柔軟にして鍵盤の上から置くように弾くと音が全く変わります。

ペダルを使うことでそれが鮮明にわかります。
違いがその生徒にもはっきりとわかったようで、私が毎回言っていることが何のためであるか気付いたようでした。

ペダルを使うことで通じやすくなるとは新発見でした。

年明けにどうなっているか心配ではありますが、覚えてくれていますように!
コメント
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