おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

不思議な音の国のキャラクター

2020年03月15日 | 不思議な音の国
不思議な音の国にはたくさんの動物たちや人物が出てきます。

現在15カ国語に訳され60カ国以上で使われているそうですが、実は言語によって登場するキャラクターが異なります。

英語版では
ネコ、シカ、ワシ、カエル、キリン、アリ、クマ
メロディー・グレイス、リズム・フレデリック、アビゲイル、エドガー、ベンソン、ドレイフュス、シェフ・クリストファー、シェフ・カルロス

日本語版は
ドラゴン、レパード、ミミズク、ファルコン、村長さん、ライオン、シカ
メロディー・ソフィア、リズム・ファンタジー、ララ、ミケランジェロ、シール氏、レイモンド、シェフ・ドナルド、シェフ・ドミニク

これは音名がCDEかドレミかによります。
同じドレミでも国によって登場人物は異なります。

日本版のいきなり「ドラゴン」次は「レパード」、正直なところ馴染めないかもと思いました。
多くの日本の教本は「どんぐり」「レモン」とかわいらしいので・・

最初は抵抗を感じながらこの動物たちを紹介していました。
しかしストーリーにうまい具合にこの子たちが馴染んでいるので、その内に私も普通になってきました。
今では、親しみを持ってこの子たちを紹介しています。

昨年から「不思議な音の国」を使っている隣の部屋の先生が、最初はドラゴンとか大丈夫かと思いましたけど子供はすぐ馴染む、と。
その通りです。聞きなれない動物の名前に逆に興味津々です。

隣のお部屋の先生、はじめは「うまくいかない」とおっしゃっていました。
半年我慢すれば変わります、と言い続け、これまでほとんど聞こえてこなかった生徒さんの音が今や私の部屋まで通る音で聞こえてきます。

元々演奏の腕は素晴らしい先生ですので、そういう方がご自分の力を発揮できるレッスンに変えられれば生徒さんは絶対に伸びます。

私のように凡庸な者でも子供たちは驚くほど伸びていきます。

イリーナ先生も仰っています。
「ほとんどの子供には、ある程度の音楽能力とそれを発達させるだけの才能が備わっている」

信じて良い言葉だと思っています。

イリーナ先生、キエフの音楽大学を卒業後さらに音楽院に5年間通い、そこでサムイル・フェインベルクのお弟子さんに師事したようです。
フェインベルクの孫弟子にあたるということです。

キーシンがカントル女史にきいたところによると、ネイガウスは生徒に
「フェインベルクのバッハの演奏法やゴリデンヴェイゼルのベートーヴェンの解釈を学びなさい」と言っていたそうです。

Samuil Feinberg plays J. S. Bach Fantasia & Fugue in a minor BWV 904
サムイル・フェインベルク(1890-1962)こちらの演奏は1961年録音
「遊藝黒白」に登場するピアニストたちもフェインベルクのバッハの演奏の素晴らしさを語っています。
コメント
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