4人の印象派の画家のそばにいた人物が語る物語。
作家の原田マハさんのフィクションですが、その光景が思い浮かんでくるお話です。
最初はマティスのお話。
マティスに寄せたピカソの言葉が冒頭にあり、既にそこから惹き込まれていきます。
マティスに半年間だけ仕えた家政婦マリアが49年前の話をします。
その言葉の美しいこと。
なんて美しい表現。
そして、マリアが仕えた富豪の「マグノリアのマダム」と画家マティスが交わした短いメッセージ。
これが、もう・・泣けます。
思いやりの気持ちが伝わってきて、偉く感動してしまいました。
この章はうつくしい墓となっています。
その意味は読むとわかるのですが、マティスが作ったロザリオ礼拝堂の意味するもの。
礼拝堂を訪れた人たちを温かな光で迎え入れる。
マティスがそこに生きていると感じました。
作曲家は演奏されることで何度も蘇ることができますが、画家はそのような形で生き続けられるのだと思いました。
ロザリオ礼拝堂(長野氏の美術館訪問記より拝借)
https://redrb.heteml.net/naganoart/nagano_art_230.html
作家の原田マハさんのフィクションですが、その光景が思い浮かんでくるお話です。
最初はマティスのお話。
マティスに寄せたピカソの言葉が冒頭にあり、既にそこから惹き込まれていきます。
マティスに半年間だけ仕えた家政婦マリアが49年前の話をします。
その言葉の美しいこと。
なんて美しい表現。
そして、マリアが仕えた富豪の「マグノリアのマダム」と画家マティスが交わした短いメッセージ。
これが、もう・・泣けます。
思いやりの気持ちが伝わってきて、偉く感動してしまいました。
この章はうつくしい墓となっています。
その意味は読むとわかるのですが、マティスが作ったロザリオ礼拝堂の意味するもの。
礼拝堂を訪れた人たちを温かな光で迎え入れる。
マティスがそこに生きていると感じました。
作曲家は演奏されることで何度も蘇ることができますが、画家はそのような形で生き続けられるのだと思いました。
ロザリオ礼拝堂(長野氏の美術館訪問記より拝借)
https://redrb.heteml.net/naganoart/nagano_art_230.html