おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

阪田知樹さんリサイタル 2021/07/17

2021年07月17日 | コンサート情報
阪田さんのリサイタルを聴いてきました。

阪田さんを生で聴くのも、ミューザ川崎に行くのも初。

最後のご挨拶で阪田さんも仰っていましたが、”地味なプログラム”
ご本人は当日出来上がったプログラムを見て、その時初めて”地味なプログラムだ”と思われたそうです。

どんなプログラムだろうと、阪田さんの音を生で聴きたかったのでノー・プロブレムです。

エリザベートコンクールや阪田さんが編曲した曲を聴いて、歌が好きなのかな?と思っておりましたら、オペラがお好きだそうで。スティホーム中は、オペラのDVDを深夜に見るのが日課になっていたそうです。

プログラムの特にリスト、フォーレからそれがわかるほど、歌が彼の演奏からたくさん聴こえてきました。

そして、長いフレーズに見られる壮大さ。
これは彼の魅力のひとつです。大海原を想像しました。船長ー!って感じ。
そして、本当に怯まない方です。それも無理をせず。

行く前に、月刊「ショパン」をチラリと立ち読みしました。
エリザベートコンクールの記事があり、審査員のヴィルサラーゼが、時間の過ごし方が曲のテンポや間に表れる、と書かれていたと思います。

阪田さんの演奏を聴いていると余裕のある方だと感じます。
プログラムの最後にフォーレのノクターンを持って来た理由が、土曜日の夜の公演でリストのソナタで気持ちが高揚したのを、フォーレのノクターンで穏やかな気持ちになって帰って頂きたかったからと話されていました。

アンコールは大サービス。
普段アンコールで弾く曲ではないですがと、ラヴェルのスカルボ。その後はラフマニノフ楽興の時No.2

プログラムが歌をたくさん聴いた印象でしたので、超ピアニスティックなスカルボを持って来たのは、聴いていてニヤリとしました。

ラフマニノフはピアニスティックなのに歌を聴かせる、そんな曲。

10月にはサントリーホールでリサイタルがあります。
来期のテーマは「ファンタジー」だそうです。

シューマンのファンタジーを演奏されます。
ちょうど私個人としてまた始めた曲なので、聴き逃せない!

今日はお顔も音も良く見えて聴こえる席でした。
前髪、少し切ったかな?




こちらは、終演後1階席優先でフロアに出ることになったので、待っている間にパチリ。

コメント
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