おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

週何日練習?

2021年07月11日 | 不思議な音の国
私が書くまでもない、と思いつつ書いてしまいます。

ピアノの練習は、最低週に何日練習すると前週より進歩するのか。

私は生徒にどのくらい練習をして、と言うことはまずないです。
したければするし、義務のように思われるのは嫌なので。ただ、練習したくなるように、と思ってレッスンをしようと常に考えています。

私自身は高校生になってからでしたが、カレンダーにその日何時間練習したか書き込んでいました。目で見えるように記録すると、これを途絶えさせたくないと練習を続けます。

そんな過去を思い出し、昨年初めより小学生の生徒さんに、こちらのカレンダーを渡すようになりました。

レッスンカレンダー | ダウンロード広場~どれみのピアノレッスン準備室

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ダウンロード広場~どれみのピアノレッスン準備室

 


渡したのは小2~6年生。
6年生になるといちいち書くのが面倒になってくるようなので、昨年末で6年生は終わりにしました。

365日毎日欠かさず練習した生徒さんは3人。
スタンプを3種類用意し、1週間の練習日数によって押し分けました。7日間毎日できた週が4回揃ったらポストカード大の表彰状。365日欠かさず練習した生徒さんには大きな表彰状。

表彰状をコレクションするために練習している生徒さんはおりませんが、形として無いよりあった方が良いかと思って渡しています。

このカレンダーを1年半ほど続けて分かったことは、進度に関係なく意味のあるレッスンになるかならないかの境目は、週4日以上練習したか、しなかったか。

3日で足りる生徒は誰もいません。たとえ曲が短かろうが易しかろうが。
最低4日練習できていると、前週の繰り返しになることはほぼありません。

1年くらい経つと、生徒さんも週何日練習すると自分は弾けるようになるのか分かってきます。

ただ、このカレンダー、プレッシャーになる生徒さんもいるので、選んで渡す必要はあります。
勝手に書かなくなった生徒も何人かいます。このカレンダーは問題を解く内容にもなっているので、単に練習をした日に印を付けるだけのものではないので続けてほしかったのですが··

3回は促しますが、それ以上は機会を失うのも自己責任なので放置です。
色々な分かれ道はこんな所にも存在するのだと静観。

このカレンダーを使ったおかげで、不毛なレッスンが続く理由がはっきりしました。
全く練習をせずに来る生徒に、何が分からないのだろう、どうしたらできるようになるのだろうと、私は毎回頭を悩ませていたのです。

練習しなくともレッスンが何とか成立する生徒さんは限定的です。それを可能にする条件を持っている生徒さんだけです。

ピアノのレッスンをしていると、結構色々と見えてしまいます。


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