おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

変えて良かった

2022年03月21日 | 不思議な音の国

発表会がひとつ終わり、来月もうひとつ残っています。
そちらの方が人数が多いので、まだ発表会に向けた練習が日々続いています。

メソッドを変えて丸4年が経とうとしています。

手探りの1年目。
期待に満ちた2年目。
先が見え、逆に意欲が低下してきた3年目。

そして、今、4年前までとは違い、どの生徒さんにも
「音」への追求を諦めずにいられること、
それがメソッドを変えて大きく異なった、と思います。


メソッドを変える前までは、
曲毎に、曲調に合ったタッチやディナーミクを表面的に求めていたと思います。


しかし今は、
「不思議な音の国」で徹底的にタッチを学び、
フレーズの存在を学び、

そして何より、
どんな気持ちが表現されているか、
何を表現した音楽か、という経験を積んだ子供たちに、
私が大切に思っていることを遠慮なく伝えられること、
それがこれまでと全く違います。

ピアノを弾くということは、
ただの音の羅列ではないということ。
曲には作曲者の想いがあり、それを洗練された音で表現すること。


もちろん、全ての生徒に同じだけ伝えられるわけではなく、
このメソッドは早い段階で個人差もよく見えてしまうので、

これは要求しても可能である、
そして、到達度にも個人差が存在することを十分承知の上で
レッスンができるようになっている、
と発表会のレッスンをしながら実感しています。

ブルグミュラーに入る前の生徒に、
タッチの軽さ、腕の重量を使い分けるレッスンなぞしたことがなかった、と先週になって気付き、

私にとっては「不思議な音の国」との出合いは、
長いピアノ指導生活の中での大きな宝物だと
この年月を振り返りしみじみと思ったのでした。



自費出版されている教本です。上下巻の2冊です。昨年11月に改訂されました。
都内近郊ではカワイ表参道、横浜で購入できます。
訳者の阿形先生に直接送って頂くこともできます。イリーナ·ゴリン先生のサイトからも日本語版を注文できます。


不思議な音の国って、どんな教本?④ - *。:゚音の国♪Oto-no-Kuni *。:゚



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