アマゾンわんわん日記 2018

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独立記念日と 浮浪者のおじさんの素性

2015年09月07日 | ブラジル雑記
今日9月7日はブラジルの独立記念日。
娘がコレージオ ミリタールに行っていたときは、パレードに出るため朝の5時登校だった。
おまけに、その前は「パレードの練習 練習」で帰りも遅くてね…
この日は、普段は使わない「第一正装」の制服を使うので、何週間も前からきちんと体に合うかどうかを試したり、手袋やストッキングなどの小物を準備したり…



こんなの。
真ん中に娘がいるのに、ちびで見えない~。

そんなことが7年も続いたのに、卒業したとたんになくなって、今年で早3年目。
あのころは大変だったけど、楽しかったな~ってしみじみ。

娘が卒業して以来、見に行ってませんけどね、独立記念日のパレード。
だって、暑いし、人が多くて大変なんですもの…



娘、最後の年のパレード。
この時は、夜だったわね~。
でも、暑かったわ。

そういえば、いつもはサンバ会場でやるパレード、今年はポンタネグラの川沿いの道路でやったんですってね。
少しは涼しかったかしら?

    *     *     *     *     *

さて、昨日の「FANTASTICO」で「サンパウロの人質事件」について詳しく特集していました。

新たに分かったこと。
犯人と人質の女性は全く面識がなかったとのこと。
女性が祈りをささげていると、すぐ近くに男性が来て、いろいろと嫌なことを話しかけてくるので「やめてほしい」と、口論になったそうです。
そこを警備員に咎められ、外に出たところ、腕をつかまれ「一緒に来るんだ」と言われました。
女性はそこに通りかかった軍警官に助けを求めようとしたところ、犯人が銃を取り出したということです。

犯人に体当たりをして女性を助けた浮浪者の男性は61歳。
10年ほど前に奥さんと別れてから、路上で暮らし始めました。
貧しいけれどきちんとした暮らしをしている4人の子供たちは、それぞれに「一緒に暮らそう」と男性を路上生活をやめさせようとしましたが、男性は誰のところにもいかなかったそうです。

男性は30年ほど前に一時荒れた暮らしをしてたことがあるそうで、そのころ何度か刑務所に入りました。
その後、落ち着いた生活をし、最近では、今回のほかにも何度かけんかやもめごとの仲裁に入っていたそうです。

普段は穏やかで、仲間たちからも慕われる存在だったとか。

また、女性の話からどうやら発砲したのは犯人のほうが先だったとの証言がありました。

おじさんの娘は、たまたまテレビをつけたら、自分の父親が射殺される様子が映って、大変ショックだっったそうです。

でもね、おじさん、死んでいくとき、きっと「これで本望」っていうところもあったんじゃないかな。
もちろん、私はおじさんじゃないから、勝手な想像ですけどね。

おじさん、最後にすっごい仕事したね!」

そう、空に向かって言ってあげたいです。
コメント (2)
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