緑に帰る

先日記事にした「おそらく盗難車」。



いまだにそのままの場所にあります。

すでに、周囲の雑草がタイヤに絡みつき始め…



車は周囲の緑に取り込まれようとしています。



「盗難車として警察に通報した方が…」というご意見もいただきました。
そりゃ～そうだ、とも思うのですが、その一方で「この車がどこまで緑に飲み込まれるのか？？」、それを見てみたいと思う心もあるわけでして…

っていうか、この車のおいてある場所の前には、コンドミニオが二つあるんですよ。
そこの住人は、この状況を見て、それでも何もしないのか？？
自分のことを棚に上げ、そんなことも思ったりするんです。

　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊　　　　　＊

アマゾンは怖いところです。

歩道でも、車道でも、建物でも、少しでもメンテナンスの手を抜くと、すぐにすべてのものが、こんなふうに緑に飲み込まれてしまいます。
物騒な話ですが、緑の場所に置かれた死体など、よほどのことがない限り見つけることはできません。
人の体でも、動物の体でも、あっという間に緑とそこに生きる生物たちが、それを飲み込んでしまいます。

そこに街を作り、それを維持していこうとする。
それにかかる代償は、かなりのものになるのです。

マナウスの生活費が高いわけです。