アマゾンわんわん日記 2018

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Córrego do Feijão鉱山 砂防ダムの決壊 3

2019年01月30日 | ブラジル雑記
鉱山の砂防ダム決壊事故から5日が過ぎました。
現在までに 亡くなった方々99人(うち57人の身元が判明しています)、行方不明者259人、救助された人192人、家を失った方176軒になっています。

砂防ダムから流れ出した重金属分を含む汚泥は、、Paraopeba河に流れ込み、流域を汚染しながら 事故の起ったところからほぼ100kmほどのところに到達しています。
汚泥に汚染された川では多くの魚が死んでいるのが確認されました。





インディオ Pataxó Hã-hã-Hãe族の女性が 死んだ魚を調べています。
決壊現場から少し離れた場所にある、部族の居住地にも汚泥の汚染はやってきました。

この汚泥によるParaopeba河の水質汚染について、先日友人がフェイスブックに「汚泥がサンフランシスコ河に流れ込まなうよう、Retiro Baixo発電所の操業を一時的に取りやめ、最終的にはそこにたまった汚泥を取り除くような処置をする必要がある。」と書いていました。
現在、実際にRetiro Baixo発電所は停止され、汚泥が拡散しないような処置がとられています。



汚泥は平均で10㎞/h 程度の速度で下流に向かっています。
途中途中で汚泥を取り除くためのガードが設置され、汚染を少しでも食い止めようという努力がされています。
そのかいもあってか、汚泥が下流に向かう速度は少しずつ遅くなっているそうです。

     *     *     *     *     *

獣医を中心とするボランティアグループも 本格的に活動できるようになってきました。

泥に埋まった牧場の牛を消防隊員たちと救い出したり、被害にあった家一軒一軒を回って 残されている動物たちを救出したり。
この水曜日だけで45匹の動物たちを救出したそうです。



泥にまみれた鶏を助け出しました。

ただ、残念ながら泥に流されたり、泥に埋まったりして、救出できないようなけがを負った牛などの大型の動物については安楽死をさせる処分もとられたということです。



コメント
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