アマゾンわんわん日記 2018

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アタック2

2021年06月07日 | ブラジル雑記
昨夜 ブログ記事を投稿してから、また次々に情報が入ってきました。
麻薬組織によるマナウス市内の暴力行為は、私たちが想像していた以上のものだったようです。

日曜日の夜、マナウス市内の市立学校が襲撃を受け放火されました。



日曜日の夜ですからもちろん生徒たちはいませんでしたが、校舎や学校備品に大きな被害が出ました。
マナウス市内の公立校は、コロナ禍により一年以上閉鎖状態でした。
ようやく今週から条件が整った学校から順次再開され、生徒たちが登校できるようになる予定だったのに...
この襲撃の影響とバスの運行がストップしていることにより、今日月曜日はマナウス市内は公立校私立校のすべてが休校となりました。

また、土曜日の夜中から昨日日曜日にかけての路線バスの放火により...



マナウス市内すべてのバス会社でバスの運行をストップしました。



バスはすべてバス会社の駐車場に入り、バスの駐車場に出入りする人も厳しく制限されました。
それでも あるバス会社の駐車場わきで、ガソリンの入ったペットボトルが置かれているのが発見されたそうです。
襲撃犯人たちが夜になったら駐車場のバスに火をつけようとしていたんでしょうね。
何年か前にリオで駐車場のバスにガソリンをまかれて多くのバスが焼かれるという事件がありました。
同じようなことを計画していたのでしょう。
今回は幸いにも未然に防ぐことができました。



月曜日の朝、いつもなら人で一杯のはずのバスターミナルも、今日は人の姿もバスの影も見当たりません。
それでも午後1時過ぎからいくつかの路線のバスの運行を再開したようです。
通常の30%程度の運行状況だそうですが、それでも助かる人はたくさんいるはずですよね。

今回のこの放火襲撃事件はマナウスだけでなく、州内の他の街でも起こりました。



普段はほとんど事件など起こらない静かな町でも襲撃があったそうです。
常駐する軍警察が2人というその町では、軍警察官自身が「たった二人でどうしろというんだ?!」と必死にSNSで訴えていました。

州知事Wilson Limaは軍に状況の沈静化のための協力を依頼しました。
リオではこういう事件が起こると、すぐに市内を装甲車が走って警備にあたっていたものね。
冗談ではなく、軍が持つぐらいの銃器がないと今の麻薬組織には対抗できません。

今回事件に関する様々な動画がSNS上にアップされているのですが、私が怖いなーと思ったのは「襲撃犯人が自分たちの行為を撮影して投稿している」こと。
銃を撃っている姿。
ガソリンを入れたペットボトルを投げて、火をつけて歩く姿。
自分たちのそういう姿をSNS上にあげることにより、自分たちの行動を示威しているのです。
そういうのを見て真似をする「愉快犯」なんてのも現れないとは限らないしね。

さて 今夜はなにごともなく静かな夜になるでしょうか⁈
そうあって欲しいと願うのですが...
コメント
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