アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

Sangria作戦

2021年06月03日 | ブラジル雑記
おかげさまで今日は復活です!
昨日は本当にいつ眠りについたのか気が付かないまま眠ってしまいました。
今朝までぐっすり。
充実した睡眠が一番の薬ですね!
     *     *     *     *     *
さて、昨日の朝、アマゾナス州の州知事Wilson Lima氏の自宅に連邦警察(Policia Federal)の捜査が入りました。


Wilson Lima氏の自宅が入るコンドミニオ

Wilson Lima氏は1976年生まれの44歳。



アマゾナス州とパラ州の境にある、サンタレン市で生まれました。
若い時から報道の仕事に携わり、地方局のテレビのリポーターやラジオのパーソナリティーとして活躍してきました。
2006年アマゾナス州州都マナウスに移り、その後市内の私立の大学に進学、州知事に当選するまでラジオのパーソナリティーやテレビ番組のリポーターをしていました。

2018年州知事に当選。
当選直後は報道で得た知名度と、若さの行動力で人々からは好感をもって見られていました。
Wilson Lima氏が新聞やテレビのニュースで悪い意味で名前がささやかれるようになったのは、コロナ禍が始まってから。
自分の出身大学の医学部の附属病院を「コロナ患者対処病院」に指定。



病院への設備投資等に不透明な出資を続け、連邦警察や州財政局などの目に留まるようになります。
こうして連邦警察の主導による不正支出捜査「Sangria作戦」が開始されたのです。(名前の由来は不明です)
2020年6月、人工呼吸器の購入を巡って不透明な会計が発覚。
この時は呼吸器の購入を請け負った業者や州保健局の職員など8名が逮捕されました。
これが「Sangria作戦 1」。

その後も2回にわたって不正支出の捜査がなされ、その都度逮捕者を出していきました。

そして今回「Sangria作戦 4」で、とうとう捜査が州知事本人と不正の舞台とされる病院にまで及びました。
今回の捜査でWilson Lima氏の自宅からは多くの書類などが運び出されたほかに高級車なども何台か運び出されたようです。
今回の捜査での逮捕者は5人。
その中にはラジオの番組の中でいわゆる「相方」を務めていて、現在では州保健局局長を務めている
Marcellus Campêlo氏の名前や、問題の大学の病院長でもあるNilton Costa Lins Júnior 氏の名前もありました。
いよいよ不正捜査も核心の部分に迫ってきたのかな?
コメント
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