ここ3週間ほど、毎日テレビのニュースを騒がせてくれたLázaro Barbosaがとうとう捕まりました。
まあ、捕まったとはいっても ブラジルあるあるで、結局殺されてしまったんですけどね。
Lázaro Barbosaは1988年バイア州の小さな町で生まれました。
若いころから傷害、強盗、強姦などの事件を繰り返し、2007年自分の生まれた町の警察署に逮捕され 刑務所に拘留されました。
わずか10日後 刑務所から逃亡。
逃亡後 ブラジリアに移動。
そこでも同じような犯罪を繰り返し2年後にそこで逮捕されます。
2013年には検査の後 精神的な欠陥を指摘されます。
2014年に含む態度が良好であることを理由に 拘留が半拘留(昼間は外に出て働いて、夜刑務所に帰る)という形式に移行。
2016年に案の定 脱走。
2018年まで逃亡を続け、2018年にようやく再逮捕されます。
その後、ブラジリアの隣のゴイアス州の刑務所に入りますが、すぐに天井に穴をあけて逃走。
一緒に逃げたほかの囚人たちはみんな捕まったというのに、彼だけは捕まらずに逃げ続けました。
Lázaro Barbosaが逃げた穴だそうです。
ゴイアス州からブラジリアにかけては平原が広がり、大きな牧場が広がっています。
多くは持ち主は街に住み、現地には牧場の世話をする管理人だけが住み 動物たちの世話をします。
Lázaro Barbosaはそうした牧場や農場に次々に侵入し、ある農場では管理人一家4人を殺害しました。
その後も逃亡は続きます。
警察は付近の交通を閉鎖。
人海戦術で捜索します。
先週は彼の逃亡に手を貸したとのことで、ある農場主と管理人が逮捕されました。
その後管理人については 農場主の指示に従っただけだということで すぐに釈放されています。
事態が動いたのは28日朝、警察は彼が元親族の家にいることを発見。
逮捕に向かいます。
警察によると、かれは武器をいくつか所有していて銃撃戦になったとのこと。
その中でLázaro Barbosaは負傷し、病院へ運ぶ途中で死亡しました。
32年間の凶悪犯の人生の最後でした。
この20日間、毎日のようにテレビからはLázaro Barbosaの名前が流れてきました。
特に、彼をかくまっていた農場主と管理人が逮捕されたときには すぐにでも逮捕劇が流れるような勢いで。
でも結局逮捕されたときには死んでしまっていました。
ちょうど21年前、2000年6月にリオデジャネイロで起きた「174番バスジャック事件」の結末みたいです。
あの時も最後は犯人は警察署へ向かうパトカーの中で殺されてしまったのよ。
* * * * *
これも「死刑のない国」の常なのか。
とにもかくにも、逃亡劇の続いていた地域では 久しぶりに平穏な時間が取り戻せたことだと思います。
まあ、捕まったとはいっても ブラジルあるあるで、結局殺されてしまったんですけどね。
Lázaro Barbosaは1988年バイア州の小さな町で生まれました。
若いころから傷害、強盗、強姦などの事件を繰り返し、2007年自分の生まれた町の警察署に逮捕され 刑務所に拘留されました。
わずか10日後 刑務所から逃亡。
逃亡後 ブラジリアに移動。
そこでも同じような犯罪を繰り返し2年後にそこで逮捕されます。
2013年には検査の後 精神的な欠陥を指摘されます。
2014年に含む態度が良好であることを理由に 拘留が半拘留(昼間は外に出て働いて、夜刑務所に帰る)という形式に移行。
2016年に案の定 脱走。
2018年まで逃亡を続け、2018年にようやく再逮捕されます。
その後、ブラジリアの隣のゴイアス州の刑務所に入りますが、すぐに天井に穴をあけて逃走。
一緒に逃げたほかの囚人たちはみんな捕まったというのに、彼だけは捕まらずに逃げ続けました。
Lázaro Barbosaが逃げた穴だそうです。
ゴイアス州からブラジリアにかけては平原が広がり、大きな牧場が広がっています。
多くは持ち主は街に住み、現地には牧場の世話をする管理人だけが住み 動物たちの世話をします。
Lázaro Barbosaはそうした牧場や農場に次々に侵入し、ある農場では管理人一家4人を殺害しました。
その後も逃亡は続きます。
警察は付近の交通を閉鎖。
人海戦術で捜索します。
先週は彼の逃亡に手を貸したとのことで、ある農場主と管理人が逮捕されました。
その後管理人については 農場主の指示に従っただけだということで すぐに釈放されています。
事態が動いたのは28日朝、警察は彼が元親族の家にいることを発見。
逮捕に向かいます。
警察によると、かれは武器をいくつか所有していて銃撃戦になったとのこと。
その中でLázaro Barbosaは負傷し、病院へ運ぶ途中で死亡しました。
32年間の凶悪犯の人生の最後でした。
この20日間、毎日のようにテレビからはLázaro Barbosaの名前が流れてきました。
特に、彼をかくまっていた農場主と管理人が逮捕されたときには すぐにでも逮捕劇が流れるような勢いで。
でも結局逮捕されたときには死んでしまっていました。
ちょうど21年前、2000年6月にリオデジャネイロで起きた「174番バスジャック事件」の結末みたいです。
あの時も最後は犯人は警察署へ向かうパトカーの中で殺されてしまったのよ。
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これも「死刑のない国」の常なのか。
とにもかくにも、逃亡劇の続いていた地域では 久しぶりに平穏な時間が取り戻せたことだと思います。