今年のマナウスは、ペケママも今までに経験したことがないような 異常気象に見舞われています。
とにかく毎日 雨、雨、雨。
アマゾン河もすでに水位が今までになく上昇してきていて、昨年以上の水位になるのではと心配されています。
そんな中、先週の金曜日はめずらしくお日様が顔をのぞかせました。
お洗濯物も乾いて いい気持ち。
お日様のあるうちにとあわててわんこたちをお散歩に連れ出しました。
...と...
家に着き、ワンコたちの足を洗っている間に、みるみるうちに黒い雲が空を覆い、突風で木の葉が雨のように吹き飛んできました。
そして また 雨!!
この日、午前中の良いお天気に誘われてスポーツパラシュートを楽しむグループが、ペケママ家近くにある小型機専用の飛行場から飛び立って行きました。
規定の高度に達し、次々に飛行機から飛び降ります。
そこに...
ペケママが見た黒い雲がネグロ河の川面を覆いつくすように広がってきました。
そして突風。
14人のグループのうち10人は予定していた場所に無事に着地できました。
2人は近くの集落近くに落下。
1人は高圧電線に引っ掛かりましたが、近くの住人たちに助けられました。
もう1人は川に落ちたのですが、近くを通りかかった船に救助されました。
そしてもう2人はネグロ河に落下。
1人はネグロ河大橋の橋脚近くで見つかったそうですが、すでに死亡していたそうです。
もう1人の女性の捜索は土曜日も続けられました。
ドローンを飛ばしての捜索の結果、マナウスの対岸の町の小さな島かげでご遺体が見つかったそうです。
先週末は寒冷前線の影響で、ブラジル各地で急激な天候の変化が予測されていました。
南部の海岸ではかなり波が高くなったようです。
このような気象条件の時に飛行許可を航空局が出したのか?
スポーツパラシュートクラブだけでなく、飛行機を出した航空会社や離陸を許可した飛行場側も責任を問われているそうです。