BBCラジオドラマ版LOTRの感想その６

今回は音楽や効果音についてです。
2回も聴くと，かなり耳について覚えてしまうのですが，特定の登場キャラや，ある場所が出てくると，決まって効果音が流れる所があります。グワイヒアの羽音，飛蔭の音楽，ローハンの角笛，裂け谷の女声コーラス，等々。お陰様でこれらのキャラや場面が出てくる時はすぐわかるようになりました。（笑）
裂け谷の女声コーラスは特にアルウェンお輿入れの場面で印象的。その美しさにフロドが息を飲む様子も効果を盛り上げてました。それだけに，もうちょっと神秘な声の方に演じて頂きたかったなあ～。惜しい（笑）

戦いのシーン等の効果音は，指摘する方が多いですが，ちょっと安っぽいですね。でも効果音はともかく，人の掛け声が人数不足？でしょぼい感じがしました。でも，その手作りっぽさが，最後まで聴いていると結構愛着沸きます。(^^;)

効果音が安っぽいとは言いつつも，お金をかけた映画にも負けない位，感動的なシーンが幾つかありました。特にいいな～と思ったのは，指輪棄却のシーンと，灰色港からラストにかけてでした。
指輪棄却のシーンは，わけのわからない（汗）乱闘のあった後，ゴラムの"My preciou----s!!!"の声がフェイドアウトして，滅びの山が爆発，なんですが，でもその爆発の音が，すごくて，ゴラム落ちちゃったの？！かわいそうに！！というのと，本当にこれで終わったんだなぁ～～という実感がうまく混ざり合うような気がするんですよ。
ラストは，静かな音楽と，イアン・ホルムの旨さにヤラレました。

とんでもない

ものを申し込んでしまいました。（大汗;）笑っちゃうでしょう。9月からです。どーしよ～～！！！（笑）

Rowlingさんち大騒ぎ？

***OOP HBPネタバレ超要注意***
昨日RowlingさんのHPで重大発表（6巻先行情報）があった模様。

それとは別に昨日CBBCに入っていた情報からちょっと気になった項目があったので，邪推します。（信用しないでね）

PetuniaはSquibではない。
これは私にとってはちょっと嬉しい情報かもしれません。実は私は以前からLilyとPetuniaの姉妹にはあるセオリーを持ってます。それは

「LilyとPetuniaは決して最悪の姉妹ではない」。

何故ならば，Rowlingさんには大変仲のよい妹がいます。よく秘密なども共有したそうです。そんな彼女が主人公のすぐ近くにそんな最悪な姉妹を持ち込むはずはないだろう，と考える方が自然な気がしたんです。

PetuniaはSquibでなければ（今の所は）Muggleか魔女と思うしかありません。でも彼女は，Owl Postを受け取ってるし，Dementorも知っているので，Muggleなどではなく，本物の魔女だった可能性の方が高いのではないでしょうか。しかし何かの事情によって，今は魔女でないフリをしているような気がします。Vernonおじさんと結婚したかった為に魔女である事を隠し通してきた，と考える事はできないでしょうか？

もし，Petuniaは，Lilyとの仲は本当は悪くないんだけど，Vernonおじさんとの結婚生活を何より大事にしたいと思っていた，とすると，今まで矛盾に思えた事も説明できるんですね。Harryを孤児院送りにしなかった理由もわかるし，Harryを無視してDuddleyだけを可愛がっていたのは結婚生活を続けたいからだし，何より，Harryを守る事のできるのは今は彼女の血の力だけだと，もし彼女が，Lilyが魔女だった事を恨んでいるというのなら，そんな事到底理解できないでしょう。

McGonagall先生が1巻1章でDursley家を最悪のMuggleと言いますが，それは赤ちゃんのDuddleyの事で，Petuniaの事ではありません。

しかし彼女が実は魔女だったとすると，彼女の料理上手って，実は‥‥なんて想像しちゃいますね。（笑）

（これでますます気になる，Snape先生の本名問題。）


Dumbledore先生のPatronusはPhoenix
このPatronusの話を聞いたら，とてつもなく怖い事が頭に浮かんでしまいました。
‥Tom Riddleが，Fawkesの羽の杖を持っていたという事を思い出してしまいました。
Dumbledore先生とTomの間には，何か関係があったのでしょうか？

この2人の関係を見るため，Hogwarts在学中のTom Riddleと当時の出来事についてまとめてみます。

1942年(5年)6月，第1次Chamber of Secret事件発生。学校は閉鎖寸前状態。孤児院父親と折り合いが悪く実家に帰りたくないTomは，Hagridを犯人に仕立て上げる。結果Hagridは放校。Hogwartsは存続。
1944年(卒業直後か？)の夏，Tomは同名の父親と祖父母を殺害。どうもその状況からAvada Kedavraを使った模様。

その頃Dumbledore先生は何をしていたか？
HogwartsではTransfigurationを教えていた
COS事件とHagrid放校に関して，Dumbledore先生はTomに疑惑の目を向けている。
Tomが父と祖父母を殺害した翌年の1945年に，闇の魔法使いGrindelwaldを倒している。

こう見ると，こんな疑問が浮かんできます。
Tom RiddleとGrindelwaldの間に何らかのつながり（憧れのようなもので十分だけど）があったのではないか？
Dumbledore先生がGrindelwaldを倒したのは，Riddle House事件と何らかの関係がある（当然彼はTomの行いを知っていただろう）のではないか？

そして
Tom RiddleはDumbledore先生を恐れている
Dumbledore先生はTom Riddleを恐れる様子なし
しかし，Dumbledore先生はTom Riddleを殺せない？

HarryとDumbledore先生，または，HarryとTom Riddle，の間に血縁関係があるのでは？と噂された事が過去にありますが，では，Dumbledore先生とTom Riddleとの間には，何か関係があるのかないのか，とても気になってきました。

ROTK読書：ミナス・ティリス

The War of the Ring : Chapter 1: Minas Tirith続き
ガンダルフとピピンがミナス・ティリスに入りデネソールに会う所まで読みました。
ゴンドール領内には，耕作地，穀倉，牛小屋等が見られますが，多くの人は，谷や海沿いもしくはミナス・ティリスに住んでいるようです。
ミナス・ティリス内部の描写は，1回目に読んだ時は，去年の4月だったのでまだ映画はもちろん来てないし絵とかも見た事がなく，何が何やらさっぱりイメージが沸きませんでしたが，7層のそれぞれ門は互い違いに付けられていてガンダルフ達はジグザグに登っていった事とか，映画等で見ると船のような出っ張りが付いていますが実際船のようだと書いてあったりとか初めて認識できて嬉しかったりします。（す，すみません，原書で読んでるとこういう見落としはよくあります。）

ハリーポッターと賢者の石 CD聴いてます(8)

***OOPネタバレあり***
話がちょっと前後してしまいますが，HarryがBloody Balonの声色でPeevesを追い払ったシーンは最高。でも映画にはPeevesがいないのでももちろん出てきません（泣）見たかったなあ。。。
他の巻が悪いと言うわけではありませんが，1巻のクライマックスはとてもよくまとまっていますね。1巻を1番好きという人が案外多いのも納得。それにしても先生が用意したにしては，とても乱暴な部屋ばかりでした。特にMcGonagall先生のチェス部屋！（笑）　
Hospital WingでのHarryとDumbledore先生の会話がよいですね。5巻を読み終わってからだと思わず「お～～」です。お暇のある方はお試し下さい♪♪

BBCラジオドラマ版LOTRの感想その５

映画版LOTRでは，様々な改変や省略があり，その度にファンはやきもきしたものですが，BBCラジオドラマ版も，所詮は本に書かれている事全部は表現できませんので，省略はあります。映画版で省略されて物議をかもしたトム・ボンバディルには，BBC版でも会う事ができませんでした。おかげでお帰りの時，ブリーを出た所でガンダルフがさよならをするんですが，理由がわからず不自然な別れ方になってしまってます。（汗）ベレゴンド，イムラヒル大公にも会えませんでした。

他にも，小さなエピソードがなくなったり，短くなってしまった所は，残念ながら少なからずありましたが，映画よりずっと原作よりだったと思います。会えなかった人はほぼ同じだったのに，「ずっと原作より」に感じたのは，省略はあっても改変はなかったおかげかな。（笑）

BBC版には「コルマルレン野」の話も入っているし（私は吟遊詩人が"Frodo the nine fingers"の歌を歌ってくれる所がとても好きです），短いながらも「ホビット庄の掃蕩」がちゃんと入ってますね。短いと言ってもエッセンスは押えてあり，やはりこれがあるとないとでは，ラストの印象が全然違ったものになってしまいます。（汗）

逆に追加された所も少しありました。私の気がついた限りでは，原作ではファラミアの最後のセリフはアラゴルンが王冠を被った所で言う"Behold the king!"でしたが，BBC版では，その後ローハンでエオメルの祝福に応えたり，ホビッツとのお別れの時にフロドにちゃんとお別れの言葉を言っていて，ちょっとお得でした。また，灰色港のシーンには一部ですがビルボの別れの歌が入っていて，よい効果を醸しています。

原書読破セット（笑）

これが私の原書読破セットです。（笑）左は現在挑戦中のLOTR5巻（文庫版の翻訳版で言うと8巻に相当）右上はUSBメモリ，右下はクリエPEG-TJ25。パソコンでは英辞郎を愛用，クリエはPDIC辞書の読めるWDICというソフトを使い，メモ帳を使っています。

ROTK原書読み始めました

The War of the Ring : Chapter 1: Minas Tirith
去年の12月頃からなのですが（汗）細々とLOTR原書読んでます。（でも一応2回目）他の本を読まなくてはいけない，などの理由で中断ばっかりしていましたが，今週からようやくROTKを読み始める事ができますので，こちらに感想を上げようと思います。
昨日さっそく最初の数ページを読んだ所ですが，原作のROTKは，ガンダルフがピピンを飛蔭に乗せ，烽火を見ながらローハンとゴンドールの国境を越える所から始まるんですね。（映画ROTKでは始まってから30分位経過した所？）
久しぶりにROTKの原作に浸れるので楽しみ～，どうなることやら。

ハリーポッターと賢者の石 CD聴いてます(7)

他のCentaurと違いHarryに優しいFirenze。どうも彼はHarryのお父さんを知っているようですが，どのような知り合いだったのでしょうか？ 彼は，自分の延命の為にUnicornの血を飲もうとして口を触れた者は生涯呪われると説明しますが，一体どのような呪いなのでしょう？（呪われたのはVoldemortだったのかQuirrellだったのか）
"Philosopher's Stone"を守る為なら放校されたって構わない，と突っ込みを決意するHarry，何が何でもHarry，Ron，Heimioneを守る為に彼らを阻止しようとするNeville，自らを犠牲にしてHarry達を先に行かせるRon，機転を利かせるHermione，みんなカッコいいです。これは推測でネタバレではないので特に隠しませんが，おそらく6巻か7巻に出てくるであろう最終決戦でも，彼らはこのように戦うんだろうなあという気がします。

Animal Farm 読書 10章

*** 今日はAnimal Farmラストのネタバレ全開要注意！ ***

年月は過ぎ，Jones氏の時代を知る動物も残り少なくなりました。ある日Cloverはブタ達が二本足で立ち，洋服を着て，鞭を持っているのを見て，愕然とします。ブタ達は近所の人間を招き，視察の後パーティを催しました。Clover達は，窓から，ブタ達はその席で，もうこの農場は"Animal Farm"でなく"Manor Farm"に戻ると言い，ブタと人間が同じように農場経営できるようになったとお互いに称えあうのを見ます。動物達が立ち去ろうとしたその時，人間とブタがささいな事から大乱闘を始めました。それを見ていて彼らにはブタと人間の区別がつかなくなりました。

おい，これで終わりかい！　Pilkingtonさん，君たちの経営は他の動物を働かせてその上に成り立っているんじゃないの，と皮肉ったので，何かやってくれるんじゃないかと期待しながら読んだんだけどねえ。

その後の話がないのは，おそらく，他の動物達には，その後どっちが勝ったのか，どっちが"Manor Farm"を経営したのが，もうどうでもいい事だったから，なのでしょうね。"Animal Farm"でなくなったので話が終わったという事。短編だからこそできる皮肉な終わり方ですね。

完全な推測でしかありませんが，この後多分人間がブタに勝って，ブタは全部肉屋送りになった事でしょうね。だってもう他の動物達はブタに味方しないだろうから。‥と思いたい。