The War of the Ring : Chapter 4: The Siege of Gondor続き
中つ国のほとんどの親子関係はうまくいってます。フロド,アラゴルン,エオメル,エオウィンは,義理の親に育てられましたが,某箒少年(笑)と違い,原作ではみんなmy sonとかmy daughterとか呼ばれ,実の子同然に可愛がられてます。(映画ではそう見えない人もいますが(笑))
しかしここに1組,実の親子なのに,うまくいかない人達が‥‥。
これは厳しい会話ですが,ファラミアのセリフとしては人気のあるものの1つですね。問題はこれではなく‥‥。
うわっ,なんつー事言うの,このオヤジっ!(汗)この時親父と息子がそれぞれどういう表情してたかとか,声のトーンがどうだったとかは書いてありません。おそらくわざと書いてないんでしょう。(書いてない分,映画での解釈は自由ですが,ここでのジョン・ノブル氏の演技は印象的)でも,その後の言動により,ここでファラミアがついにキレたというのはわかります。(映画では見る事はできませんが,この後オヤジに反発)
この辺りの語り手はピピンのようですが,育ちのよい彼は,親子の会話としてはあまりの衝撃的な内容に,状況をちゃんと記録できなかったのでしょうねぇ。
映画ではTTTからチラホラと出ていた,a mighty gift,はここに出てくる言葉だったんですね。
予告編にも出てきて有名になった,ガンダルフのあのセリフは,デネソールのこの言葉を受けてのものだったんですね。
しかし,ファラミアが席を立った時,蓄積された疲労のせいか,先程のショッキングなセリフのせいか,お父さんに倒れ掛かってしまいます。その時,デネソールは何故か「早く寝なさい」というような事を言うんですね,これはとっても普通のお父さんぽいです。僅かに残された正気だったのでしょうか‥‥という事でこの場面,好きなんですが,映画では見られませんね。
一旦宿坊に戻ったピピンとガンダルフの,例の有名な会話です。原作ではこのように言ってます。
映画ではfor Frodo and Samですが,原作ではfor Frodoなんですね。ここはサムの微妙な立場を物語っているようです。サムもピピンのいちおう友達の1人なのでしょうが,名家のお坊ちゃまピピンには「フロドの召使」は対等の人という意識はないのでしょうか。
ここでガンダルフはサウロンの動きに焦りを読み取ってます。彼は,あれ?ひょっとしてアラゴルンやってくれちゃったのか?(原作ではオルサンクでアラゴルンに渡したパランティアの事です)と,思ってます。
フロドとゴラムが一緒にいるらしいというファラミア情報が気掛かりなピピンに,ガンダルフは,
中つ国のほとんどの親子関係はうまくいってます。フロド,アラゴルン,エオメル,エオウィンは,義理の親に育てられましたが,某箒少年(笑)と違い,原作ではみんなmy sonとかmy daughterとか呼ばれ,実の子同然に可愛がられてます。(映画ではそう見えない人もいますが(笑))
しかしここに1組,実の親子なのに,うまくいかない人達が‥‥。
Denethor:But in desperate hours gentleness may be repaid with death.
Faramir:So be it.
これは厳しい会話ですが,ファラミアのセリフとしては人気のあるものの1つですね。問題はこれではなく‥‥。
Faramir:Do you wish then, that our places had been exchanged?
Denethor:Yes I wish that indeed.
うわっ,なんつー事言うの,このオヤジっ!(汗)この時親父と息子がそれぞれどういう表情してたかとか,声のトーンがどうだったとかは書いてありません。おそらくわざと書いてないんでしょう。(書いてない分,映画での解釈は自由ですが,ここでのジョン・ノブル氏の演技は印象的)でも,その後の言動により,ここでファラミアがついにキレたというのはわかります。(映画では見る事はできませんが,この後オヤジに反発)
この辺りの語り手はピピンのようですが,育ちのよい彼は,親子の会話としてはあまりの衝撃的な内容に,状況をちゃんと記録できなかったのでしょうねぇ。
Boromir was loyal to me and no wizard's pupil. He would have remembered his father's need, and would not have squandered what fotune gave. He would have brought me a mighty gift.
映画ではTTTからチラホラと出ていた,a mighty gift,はここに出てくる言葉だったんですね。
would he have set this thing at a hazard beyond all but a fool's hope.
予告編にも出てきて有名になった,ガンダルフのあのセリフは,デネソールのこの言葉を受けてのものだったんですね。
しかし,ファラミアが席を立った時,蓄積された疲労のせいか,先程のショッキングなセリフのせいか,お父さんに倒れ掛かってしまいます。その時,デネソールは何故か「早く寝なさい」というような事を言うんですね,これはとっても普通のお父さんぽいです。僅かに残された正気だったのでしょうか‥‥という事でこの場面,好きなんですが,映画では見られませんね。
一旦宿坊に戻ったピピンとガンダルフの,例の有名な会話です。原作ではこのように言ってます。
Pippin:Is there any hope? For Frodo, I mean; or at least mostly for Frodo.
Gandalf:There never was much hope. Just a fool's hope, as I have been told.
映画ではfor Frodo and Samですが,原作ではfor Frodoなんですね。ここはサムの微妙な立場を物語っているようです。サムもピピンのいちおう友達の1人なのでしょうが,名家のお坊ちゃまピピンには「フロドの召使」は対等の人という意識はないのでしょうか。
ここでガンダルフはサウロンの動きに焦りを読み取ってます。彼は,あれ?ひょっとしてアラゴルンやってくれちゃったのか?(原作ではオルサンクでアラゴルンに渡したパランティアの事です)と,思ってます。
フロドとゴラムが一緒にいるらしいというファラミア情報が気掛かりなピピンに,ガンダルフは,
Yet my heart guessed that Frodo and Gollum would meet before the end. For good, or for evil.