ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter 8: The Hearing (1)

2005-01-19 21:45:36 | ハリポタ5巻
*** 5巻既読前提です。また,本に書いてない事は伏字にしてあります。***
Harryが入った部屋は,ついこの間(5巻が出版されるまですごく時間がかかったので,すごく昔のように思えますが,気をつけましょう。ついこの間,です)Dumbledore先生の部屋のPensiveで観た,「裁判所」だったのです。

Harryに"You're late."と言った「冷たい男性の声」ってFudge氏なのでしょうか? 誰とははっきりと書かれてないようですが,なんとなく彼だと示唆されているようですね。Fudge氏の左隣には短髪に四角い顎,何かいかにもステレオタイプな女性警察署長的な風貌のBones氏,そして右隣の影は‥‥(^^;)

ここでは,皆フルネームで呼ばれます。実は皆のフルネームを知る事は後で役に立ちますね。ずーっと後の章で,"Prophecy"の書付を見た時,5文字のイニシャルは,Dumbledore先生とわかりますね。え?わかりました? ‥もっと,さらにその後の章を読めば,どうせ事情はわかるので,そんなに重要ではないけどね。

ここでのFudge氏の言い分は,全て言いがかり以上の何物でもありませんね。Dementor以外にPatronus Charmの用途が一体どこにあるって言うんでしょ。それでも罪のない学生から,杖を奪う事が可能という,政治パワーの恐ろしさを学べという事ですかね。

それと,これはUmbridgeの陰謀だったという事が後でわかりますが,HarryがPatronus Charmをできるという事を,彼女は知っててやったのでしょうかね? まあいずれにせよ,これは「殺人未遂」,立派な,は通り越して,重大な犯罪です。あとプラス,Cruciatus Curseの一件もありますから,彼女が5巻の後,Azkabanに行ってなかったら,びっくりです。

‥とは言うものの,私はFudge氏とUmbridgeについては,ある意味お気の毒とも思っている面もありまして‥‥。(以前こちらこちらに書きました)

‥で,「ヒアリング」改め「裁判」ですが,‥Bones氏はいかにも組織の長の器ですね。今までの例からして,ちょっと登場した人物は,後で大抵もっと大事な役割を果たしていますので,まあ,この辺りが,彼女が次期魔法大臣になるかも?と,予想している理由です。(私の予想はハズレが多いのであてにしない事)

Figgおばさん,HarryとDudleyだけはちゃんと見ていたには違いないのですが,「いかにも暗記したかのよう」な喋りっぷりや,「走っていた」などと言った事から,Squibである彼女にはDementorは見えてなかったっぽいです。JKR公式サイトによればやっぱしSquibには彼らは見えないとの事です。

‥ところで,実は私も,ここを読んだ時初めて,Dementorは走らないというのを知りました。って言うか,"glide"するものだとは知っていたのですが,POA映画を観て,初めて,Dementorってああやって移動するんだ,と知りました。

今日はここまで。明日はDumbledore先生などについて。


VII : The Barrow-Wights (1)

2005-01-19 21:40:36 | Tolkien・HoME
塚人の章の下書きは,何故か鉛筆で急いで書かれたものばかりで,殆ど解読不能だそうですが,その中でもトールキンさんの考えを探るのによいものがあるそうです。

トムは歌を歌いながら,オド,フロド,メリーを起しました。
トムはその「金」に祝福もしくは呪いをかけて,山のてっぺんに置きました。ホビットは誰も取りませんでしたが,トムは愛妻のブローチにする為に取りました。

トムは彼らに石の柱の傍で寝た事をたしなめてから,彼らに同行しました。誰かが後からついてくるようでしたが,トムが手をかざすと去っていきました。(この下書きはV章にもありました→ここ

夕刻,灯りが見えてくると,トムはゴールドベリが待っているからとさよならをしました。ホビット達は宿屋に入って,ガンダルフのニュースを聞きます。
彼らは急いで裂け谷に向かいます。彼らは愚かにもトロルの石の所へ来ますが,このせいで旅は遅れます。彼らは川の浅瀬に着きますが,その時7人(3人もしくは4人?)の黒の乗り手が急いでやってきます。彼らは金の指輪と王冠を身に付けていました。ビンゴ(ガンダルフかの?)がトムの真似をして石を投げつけ,「あっちへ行け!」と言うと,彼らはちょっと驚いて立ち止まり,見えない顔でホビットを見上げます。彼がトムでないとわかると,彼らは近づいてきますが,その時,洪水が起きます。

そこへエルフが来ました。黒の乗り手は慌てて逃げていきます。そしてホビット達は裂け谷へ。

ビルボは眠っていて,ガンダルフが説明。

墓の中のビンゴの鎖帷子と岩。3人のホビットは間一髪で岩から逃れる。洪水を起したのはガンダルフ。
ガンダルフはトムの事を聞いて驚く。
エルロンドとガンダルフの会議(consultation)
指輪の旅(quest)。

塚山丘陵から,一気にブリー,裂け谷への話のあらすじのようですね。一部,というか,かなり,正式版とは違いますね。

OOP CD : Chapter 7: The Ministry of Magic (2)

2005-01-19 01:05:47 | ハリポタ5巻
***5巻既読前提です。***
‥でも,今日は短いです。

Arthur父さんはAurorセクションに友達を多く持っているようですが,もちろん皆が味方というわけではありませんね。Orderに誘う人物はどうやって決めたのでしょう? それにどうやって誘ったんでしょうね? もちろん,いきなりSiriusの事を言ったりなんかしないでしょうね。もしその人がFudgeに通じていたりしたら,大変ですから。

ところで,後で出てくるDAを裏切った場合は,ハーちゃんの恐ろしい(笑)リベンジが待っていたワケですが,Orderを裏切った場合もDumbledore先生の爆笑,じゃなくて,恐ろしいリベンジが,当然ありそうですね。

さーて,明日からはついに(わっ,たったの1文字の為にfontタグを使ったぞっ)登場。楽しくなりますよ~???


VI : Tom Bombadil (3)

2005-01-19 00:59:45 | Tolkien・HoME
メリー(正式版ではフロド・バギンス→柳じじいに捕まらなかった人)は柳じじいについての話をたくさん聞きました。柳じじいは,死んではいないけれど,心は腐っていて,老人の意地悪な心が大地や自ら力を引き出し,網のように根を張り,見えない枝を伸ばしているというこわい生物でした。

ここで,ようやくWillowman(柳男)がOld Man Willow(柳じじい)になりましたね。
この辺り,正式版とあまり大きな差はないそうですが,ビンゴの質問「あなたは誰?」に対するトム・ボンバディルの答えが少し違うようです。


ビンゴの質問に対して,トムは,自分は"Aborigine"と答えます。そしてトムは川や木より前からここにいて,最初のどんぐりと雨の雫を知っている,大きな人達が来る前から道を作り,小さな人々が来るのを見た,彼は王様や墓や(幽霊),塚人よりも前にいた,エルフが西へ渡る時も,海が形を変えた時もここにいた。日が昇り月が後を追うよりも前からいた,星の下の暗い世界も,闇の冥王が来る前から知っている‥‥

シルマリルの物語を読んでいると,何の事を言っているのかわかりますね。それによると,月と太陽は最初からあったのではないんですよ。あと,ここで言う「闇の冥王」ってサウロンでなくて,モルゴスの事ですね。
正式版では,トムは自分の事を,"Aborigine"ではなくて,"Eldest"と言っています。

もう1つ面白いのはマゴットさんについての記述です。草稿では,トムは「彼は私の親類だ。」と言っていて,実はマゴットさんはホビットではなく,シャイアの情報をトムに教える役割を果たしていたかも,なんですね。また,トム自身はエルフと付き合いがあって,フロドがこちら方面に来る事を知っていたようです。



ここで,VI章は終わりですが,次も短いので,もう少し続けます。
しかしそれにしても,この章たったの8ページ(註があるので実質6ページ)なのに,えらく時間かかってしまいました。

Run!Run!Run!