ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Satan in St.Mary's: 8

2008-05-11 11:00:40 | Athelstan・Doherty
コーベットは,またボー教会を訪れ,デュケットが亡くなった位置をさらにチェック。フィッツオズバーンの名を聞き,慌てるベレット神父。ところで,フィッツ(Fitz-)は,"Mac"や"O'"等と同様,"son of ~"(~の息子)という意味ですが,"Fitz-"の場合,「(偉い人の)庶子」という意味があるのだそうです。元々フィッツオズバーンさんは,裕福な家庭の人だそうですから,ご先祖様が偉い人だったんですね。

さて,コーベットは教会を出て,ミトレにでも行こうかと考えながらチープサイドをフラフラ歩いていると,突然,書記仲間のリーダーで天敵(笑),あら捜しの名人シーグレイブに捕まります。実はシーグレイブは,コーベットの依頼人,王の秘書バーネル司教の使いで,馬とお付きを連れて,彼を捜しに来たのでした。早速,馬に乗ってチープサイドからホワイトフライヤーズの方向へ向かい,。。と書いてあるだけで,ウェストミンスター宮へ向かっているとわかるようになってしまった私って。。。(^^;)

バーネル司教に,どこで見つけたのかと聞かれ「コーベットはチープサイドで女に会いに行く所でした。」と,見てもいないのに勝手に告げ口するシーグレイブ。「コイツは例え明らかに梅毒治療中でも本当の事は言えない奴ですよ。」とやり返すコーベット。シーグレイブはすぐに部屋から出されました。(笑)

バーネル氏は,今回依頼した仕事の裏には,国王への裏切りの可能性がある事を改めて説明します。実はロバート・サヴェルというもう1人の書記官がスパイ活動に入って殺されていたのです。サヴェルは裕福な農家の出身でしたが,家族も友達もいなかったそう。(ここで何故コーベットが選ばれたのか,明らかに。要は,独身で天涯孤独って事なんですね(汗))最初の方で,「デス・イーター」(笑)が「彼」を殺す事にしたって,ひょっとしてサヴェルの事だったのかも。

。。という事で,仕切り直しです。


Run!Run!Run!