ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

読んだ本リスト4

2008-05-20 20:46:19 | 読書
久々に10冊たまりましたので,リストを出します。

Murder Most Holy (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan) (Paperback)
P.C. Doherty
2008/3/29~2008/4/19
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シリーズ中の傑作ですね!


Things Fall Apart (Penguin Red Classics)
Chinua Achebe
2008/3/1~2008/3/29
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話の内容はともかく,アフリカの自然と人々に癒される作品ですね。


The Three Musketeers (Bantam Classics)
Alexandre Dumas
2007/6/14~2008/2/29
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途中でハリポタを読み始め,半年以上お休みしました。(笑)


The Golden Compass (His Dark Materials)
Philip Pullman
2007/12/30~2008/2/11
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The House of the Red Slayer
P.C. Doherty
2007/11/30~2007/12/30
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Harry Potter and the Deathly Hallows Adult edition
J.K. Rowling
2007/7/21~2007/7/26
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感想はパスワードがかけられてます。ヒントはこちらの「Amon Gwarethパスワード 」カテゴリからお入り下さい。


Sauron Defeated
J.R.R. Tolkien,Christopher Tolkien
2007/2/6~2007/7/17
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ついにHoMEのLOTR部完読! 長かったです~~~!


Harry Potter and the Half-Blood Prince Adult edition
J.K. Rowling
2007/6/4~2007/7/8
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7巻発売に間に合いました!


The Brooklyn Follies
Paul Auster
2007/4/28~2007/6/13
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Harry Potter and the Order of the Phoenix Adult Edition
J.K. Rowling
2007/4/17~2007/6/1
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7巻発売が迫っているので,急ぎました(汗)


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Satan in St.Mary's : 感想

2008-05-20 20:42:34 | Athelstan・Doherty
アセルスタンシリーズと,似ている所と違う所がありますが,恋する情けない騎士(笑)コーベットもやっぱり魅力的でした。アセルスタンシリーズと同じく,愛読書になりそうです。

時代背景は,十字軍遠征と,イングランドとウェールズの血みどろの戦い。。。。う~む,元々世界史あんまり得意でなかった私には,ちょっと難しかったです。

正直言って,貞淑な修道僧と子持ち検視官の話しか知らなかった頃は,ドハティさんがお色気シーンも書ける小説家とは思っていませんでした。失礼っ!(笑) コーベットは騎士ですが,実はあんまり強くないという所が結構ツボです。元囚人ラナルフ,元々の手癖はそう簡単に治りませんが,中でも止められないのが女。(爆)またまた楽しいコンビの出現で,続きの巻を読むのも楽しみです。今映画界テレビ界こぞって面白い作家の発掘が流行ってますが,ホント,そろそろキテ欲しいですね,ドハティさん。

ところで,今回のお話は1284年,コーベットは30才前後,ラナルフは16-7才位ですが,実はシリーズ3巻から,その15年後からそれ以降の話になってしまうんですね。という事は,このシリーズの本領発揮は3巻以降という事っぽいです。つまり,そこまで読まないと,まだまだこのシリーズの良さはわからないのかも。コーベットの職業も,王座裁判所の書記官から,露骨に(笑)エドワード1世のスパイに変っているし,その頃はラナルフもいい大人だと思いますが。一体どうなってしまうのか,ちょっと心配ですが,ゆっくり,楽しみに読んで行きたいと思います。


Satan in St.Mary's: 17-20

2008-05-20 20:30:19 | Athelstan・Doherty
17章以降は事件解決になるので,事件解決の事は書きません。でも結構長いムダ話(笑)が付いておりました。

コーベットとラナルフは,ウッドストックに滞在する王様にお目通りの為,ロンドンを出発。ロンドンを出るのが初めてのラナルフは,田舎の風景に大はしゃぎ。途中オックスフォードで,2人は体を丸洗いして,ロンドン塔滞在中とこの旅の汚れを落としました。たらいが真っ黒。(笑)。。。って事は,この時代の人達は,もしこうしてお風呂に入る趣味のない人は。。。って,考えるのよそう。(爆) で,コーベットは何故ここで体をきれいにしたかをラナルフに説明します。オックスフォードでは貴重な書物に触れる機会が多いのですが,まだ活版印刷のない時代,日本の源氏物語が伝えられて来たのと一緒で,皆写本ですので,汚い手で触って,台無しにしてしまわないように,という事だそうです。

そしていよいよウッドストックのお城です。入り口で武器を取り上げられ,ガードに案内されて。。という辺り,何だかローハンの黄金館を思い出しますねぇ。で,王様の滞在する広間は木造で,床にじゅうたんが敷き詰められているという事以外は,ほぼ映画で見た黄金館そのものです。てことは,あれは伝統的な王座の風景だったんですね。

コーベットとラナルフは,王様に呼ばれてご挨拶。低い椅子が出されました。コーベットは王妃様からも,王様を助けてくれたお礼のキスを頂きました。この辺り,ベオウルフが戦い終わって,王妃様から祝福を受けたシーン等を思い出します。ここで,皆が話していた「ノーマンフレンチ」がわからず,ポッカ~ンと見ているラナルフに,皆大笑い。王様は気を利かせ「英語」で彼に話しかけてあげました。

しばらくウッドストックに滞在後(ラナルフはご婦人方に大モテだったそうで(爆)),ロンドンに帰ると,コーベットはすぐにバーネル司教の下へ。詳しい事は言えませんが,ラストもなかなか味わい深く,良かったです。またバーネルさんて,なかなか良い人です。今後どれだけシリーズに関わるのでしょうね。


Run!Run!Run!