ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The White Rose Murders : Chapter 1-(2)

2008-05-29 22:53:07 | Athelstan・Doherty
さて,ようやくベオウルフを読み終わったので,こちらを本格的に取り組むとします!

義理の父から,母はいかさま医者スコースビーのアヤシイ治療で死んだと聞き,シャロットは復讐を決意。。。って言うから,何をするかと思いきや,何か見え透いた方法でお金をだまし取って,奥さん頂き~(笑) で,シャロットはうまく行ったと思って,すぐスコースビーを忘れますが,どっこい。(笑)ある日,悪い事もしてないのに,無実の罪で捕まり,裁判所へ行くと,何とスコースビーがっ。しかも裁判官は彼の兄弟。そして何と,無実なのに,絞首刑を言い渡されます。身元引受人がいなきゃ,万事休す。(そういうのがいると,死刑免れるんですね。ある意味,不公平な時代だ。。)。。と思ったら,身元引受人が,現れたんですねぇ。(笑)誰かと思ったら,ベンジャミン!

ベンジャミンが,この時何故シャロットを救ったのか,生涯言わなかったそうです。彼は,王様のお気に入りウルジー枢機卿の甥。一種の叩き上げで出世したウルジー氏は,おこぼれを預かろうとする親類を全て蹴散らし(笑)ましたが,ベンジャミンだけはお気に入りだったそうで,ベンジャミンは,裁判関係の仕事をしておりました。彼がシャロットを助けた1つの理由は,シャロットが裏の世界をよく知っている事だそうです。これは,ラナルフを,処刑寸前で拾ったコーベットと似ていますねぇ。

ウルジー卿は何かを企んで,ベンジャミンにお金を与えていたそうな。これが将来,何か国家的に恐ろしい事件につながっているそうですが。


ベオウルフ感想

2008-05-29 22:41:02 | Tolkienその他関連本
別ブログに書きましたけど,ムダ話の多い事。(笑)

王妃様が出てきた所で,昔の王妃様へ話がジャンプ。何か本筋に関係あるのかなと思って,オチを楽しみにしていたら,結局,家族を全部戦争で殺され,国元へ帰った,だけ?。。。とか(汗),ベオウルフがいよいよドラゴンとの対決に向かうクライマックスに入ろうというタイミングで,彼の生い立ちについて語り出したり,戦い終わって,近隣諸国との戦を心配していたので,これは一騒動あるのかな?と思ったら,結局葬儀で終りだったりとか。。。

でも,面白かったです。

トールキンとの関係も非常に興味深かったです。本当に明らかに,指輪もホビットも,ベオウルフに大きな影響を受けていたと,はっきりわかりますね。前半は,ローハンの黄金館を思い出させるような宮殿の風景や,Daneの騎士達や王妃様の風習。騎士達の名前も,どこかで見た事のあるような名前が少なくなかったですね。(笑) 後半は,ドラゴンが寝ている間にゴブレットを奪った泥棒,それが禍を招き,彼は自分の意図に反して,討伐隊のメンバーに無理矢理ガイドとして雇われる。。。ここはビルボの活躍と,ゴラムの起源を見たような気がしました。また,ドラゴンの最期も,ホビットのお話に影響を与えたようですね。

もし,ベオウルフがなかったら,指輪もホビットも,なかったかもしれません。たとえあったとしても,全く違ったお話になったのでしょうね。

Beowulf (17)

2008-05-29 22:27:00 | Tolkienその他関連本
あと2話と書きましたが,結局,最後は1つにまとまってしまいました。(^^;) (実は,半分位が,他国との戦争の危惧の話だったので。。。)

Beowulfは,宝を見ると,感謝の言葉を述べ,自分の墓を海辺に建立するよう,指示します。宝は残る者に任せます。そして,首飾りとシャツと兜をWiglafにプレゼント。

こうして,Beowulfの死という代償を払って,ドラゴンは滅び,宝が獲得されました。

逃げた仲間達が戻って来ました。
Wiglafは,彼らに向かって,助けてくれなかった事を責めます。これが他国に知れたら,侵略されるぞとも。

Beowulfの死は,メッセンジャーによって伝えられました。
しかし,そのうち,Frank王国やFrisian王国,あるいは,Swede王国も攻めてくるかもしれません。特にSwedeは,Hygelacの時代からの因縁があります。

ともあれ,葬儀をする事に。。

Wiglafは,皆にBeowulfの意志を伝えます。そして,国中から火葬台用の材木を集めてもらう事にして,7人の最良の騎士を集め,彼を含めて8人で,ドラゴンの宝をを運び出します。

火葬台が出来上がりました。Beowulfの意志により,兜や盾,鎧を置きました。そして愛された王を横たえます。いよいよ火が点けられると,炎が吠え,皆の泣き声を巻き込みます。女性が弔歌を歌い始めました。彼女の歌は,連綿と続く悪夢,国の侵略,累々と横たわる死体,奴隷化される事への恐怖を歌っていました。天が煙を飲み込みます。

Geatの人々は,岬に塚を作ります。船乗り達から見えるよう,高く作ります。墓に記念の品々を入れ,宝と金で埋め尽くし,周りで族長や英雄達が,別れを惜しみ,感謝の言葉を述べます。皆,彼は最も偉大で,公正で,親切で,名誉を重んじた王と,称えました。

Run!Run!Run!