6/9(木)
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ
あれほどの栄耀栄華を誇った平家だって、
春の夢、そして風前の塵芥ということ。
平家ほどじゃなくたって必ず衰えは来る、
人気店だっていつかは・・・。
もう1か月前、万豚記に行った時に、
百舌があった場所に九段 斑鳩がオープンしていた。
一応、行列ができていた、しかし、かなり短かった、
もちろん九段にあった頃に比べれば、だけれど。
午前中、市ヶ谷のクライアントで打ち合わせ。
昨日までに組んだスケジュールが根底から覆され、
さすがに慌てて、担当に修正指示をしながら、
雨が降っていなかったので、歩いて帰ってきた。
1時間ぐらい仕事をして、表に出ると雨だった。
火曜日に早退して、体調はまだ万全ではない。
裏のゆで太郎でいいか?なんて思ったけれど、
驚いたことにけっこうな混み具合。
日テレ通りを北上して、同じくゆで太郎 一番町店へ。
しかし、ここでも蹴飛ばされて、そのまま北上。
市ヶ谷駅前で、ああ、そうか、と。
靖国通りを東へ歩く。
九段 斑鳩 市ヶ谷本店
あの悪名高き百舌の跡地をほぼ居抜きで。
入って左手に食券機という作りも同じ。
カウンターもL字型、ちょっと席数は減った?
そのカウンターについていたのは4人だけ。
しかも4人が食べ終わったら、オレだけになる。
なんだ?この異様な空き具合。
表に看板類が一切ないせいなのか、
それとも14時という時間のせいなのか、
はたまたプレオープンだからなのか、
いやいや飽きてしまったからなのか・・・
九段北のあの大混雑とは程遠い。
らー麺(720円)
九段北にあった頃は、大混雑だったので、
発注してから出てくるまでえらく時間がかかった。
しかし、カッコーが鳴き続けているから、
あっという間に着丼。
見た目は変わらない。
スープも多分変わっていない。
メンマはこんなに腰抜けだっけ?
麺はもう少し硬めの方が好みだけれど、
麺自体はけっこうウマい。
チャーシューはスモークしたような香りで、
個人的にはかなり好き・・・
というか、素直にウマいと思ったのは、
このチャーシューだけで・・・。
それでも、けっしてマズい訳ではない。
かつて不動の人気No.1ラーメン店も、
春の夢は終わり、塵芥に成り下がる。
風が吹くのはいつ・・・?